なでしこリーグは楽しいぞ!

松田が倒れてから久々になった昨晩の試合観戦は、今日Jの試合があるというタイミングもあって、録画しておいたなでしこリーグ、INAC神戸レオネッサ対岡山湯郷Belleの試合にしました。
無料とは言え、神戸ユニバー競技場には何と21236人もの観客が。画面ではそんなに入っている感じはしなかったのですが、無料なので皆さん見やすいメインスタンドに集まってたんですかね? 関西人は結構ケチだから、万博とか長居とかだと他が埋まっていてもS席は人が少ないままだったりしますからね(笑)。
さて試合の方は、世界一になった代表選手をずらりと揃え、ここまで6戦全勝、得失点差+26という圧倒的な強さを見せているINAC神戸の一方的な試合になるかと思われたのですが、宮間率いる湯郷が非常に健闘していて良い試合になってましたね。
むしろ、前半は思い切り良く選手が攻撃参加してくる湯郷ペースで、ボランチに入ってますます遠藤になった宮間の組み立てにサイド攻撃が機能し、前半21分に右サイドを崩しての折り返しを、中野が上手く合わせて先制点を奪ってしまうぐらいでした。
しかし、やはり自力に勝るINAC神戸が前半30分にCKから田中明日菜がヘディングを決めて、同点に追いついて後半へと突入すると、徐々に湯郷の運動量が落ちて中盤の選手が最終ラインに吸収されてしまい、そのスペースを切り裂いた日本代表川澄のドリブルから一気に2点を奪って逆転してしまいました。
注目のW杯MVP澤は、お疲れ気味でもあるのかこの試合ではあまり攻撃には顔を出さず、低いところで相手の攻撃を摘み取る仕事を地味にこなしていましたね。澤の左前の中盤にいる韓国のチ・ソヨンは2ゴールを挙げ、アジア予選では警戒しないといけない選手なのは間違いないでしょう。
それにしても、男子ほどのスピード感は無いですが、日本代表同様になでしこリーグはパスを気持ちよく回す試合展開で、とても見ていて楽しいですよね。
この試合は無料試合だったので、運営費の増大で赤字は大きくなったそうですが、その分グッズなどの売上がかなりあったようで、女性客の事を考えてあまり入場料を高くしないビジネスモデルを、なでしこでは模索して行ったほうがいいのではないかと思いますね。