ツール・ド・フランス2011 第21ステージ

先週末はとあるイベントに出ておりまして、そこでクソ暑いのに張り切り過ぎたせいか、すっかり月曜から体調を崩してしまってサッカー見るどころではありません。
で、これだけはかろうじてチェックしたツール・ド・フランス最終ステージ。
レース自体は、お約束のパレード走行、エヴァンスのシャンパンで乾杯シーン、BMCチームのお披露目走行でシャンゼリゼ突入、最後はマイヨ・ヴェールのカヴェンディッシュが有終の美を飾るゴールと、トラブルやアクシデント続きだったとは思えない、チャンチャンの様式美で終わりました。
コンタドールはジロの疲れがあって脱落したものの、エヴァンスとシュレック兄弟の優勝候補が表彰台と結果だけは順当な形にはなりましたが、今回のツールでの一番の特徴は、山岳で強力なアシストする選手がほとんどおらず、エース同士の白兵戦になってしまった事でしょうか。
例年であれば、登りの序盤はアシストが引きまくってライバルチームをふるい落とし、様々なアタックをアシストが防御しつつ、最後の勝負どころでエースが一気に飛び出して一騎打ちという形になるのが基本の戦略パターンなのですが、今年はややもすると最後の上りになる前にエースだけになっちゃって、牽制が入って爆発的なアタックが出せない展開になる事が多かったのが、ちと残念でした。
来年はコンタドールもツール一本に絞ると言ってますし、エヴァンスも今年の安定性は素晴らしくて衰えも急には来ないでしょうから、そこにシュレック兄弟も交えての優勝争いが展開される事でしょう。新人賞ジャージを獲得して、ようやくフランス待望の総合狙いが出来る選手になりつつあるピエール・ロランが絡んできたりすると、大きく盛り上がるであろうことは間違いありません。また来年が楽しみですな!