ツール・ド・フランス2011 第5・6ステージ

平坦ではあるけども、細かいアップダウンと狭い道、強風、天候不順のブルターニュ地方を走るステージとあって、第5ステージではコンタドールを含む有力選手が多数巻き込まれ、レディオシャックのエースであるブライコビッチはリタイア、ボーネンも大きく13分も遅れてゴールという大波乱。
第6ステージも、振り続く雨と88mの標高差があるゴール前の坂のおかげで、カヴェンディッシュやファラー、ペタッキ、ボーネンといったスプリンターは用済みになり、レディオシャックの第2エースであるライプハイマーが1分も遅れる波乱と、今年のツールを象徴するかのような2つのステージになりました。
ただ、選手にとって過酷なステージは往々にして風景が素晴らしいもので、第6ステージのモン・サン・ミシェルを始めとして、第5ステージでは干潮によって砂浜に打ち上げられたような状態になっているBinicのヨットハーバー、まるでアイルランドやスコットランドのような荒涼とした海岸など、思わず旅行してみたくなるような景色ばかりで楽しめましたね。
そして、第6ステージではサッカーファンにとっては懐かしい、トルシエの通訳だったフローラン・ダバディがゲストとして来てました。相変わらずの博覧強記ぶりと、日本人以上に敬語や謙譲語の使い方が上手で、スタジオでしゃべっている3人のうち、実は日本人が1人だけだという状況が信じられないですよね。でも頭に白髪が増えていて、あれから9年という時の流れを感じました(笑)。
今日の第7ステージは久々のド平坦ステージですが、8と9はアップダウンの続く中央山塊です。特に第8ステージは最後に坂が集中しているので、総合争いに動きが出る可能性大で楽しみです。
Tour De France: Stage 5, Route Maps Results | Cyclingnews.com
Tour De France: Stage 6, Route Maps Results | Cyclingnews.com