「日本の課題はいつも同じ」U-17ワールドカップ 準々決勝 日本-ブラジル(2-3)

今度は試合を通して観てみての感想。
最後に日本が1点差まで詰め寄ったことに関して、メキシコの観客からは歓声が上がる盛り上がりを見せてはいたが、やはりそれは対等な力量同士の対戦と言うよりは、0-.3で負けていたアジアのチームに対する判官贔屓の部分が多分にあったんじゃないだろうか。と思ってしまうぐらい、日本とブラジルとの個人能力差は歴然としていた。
日本の選手は、止めて蹴ることに関してはブラジルの選手と遜色ないレベルには来ていると思ったが、この試合の荒れたピッチの中でどういうプレイをすべきかという判断とスキルの部分では大きな違いがあり、ブラジル選手は日本のプレッシャーを受けない位置にファーストトラップでボールを置き、次のプレイですぐにスピードに乗ることが出来ているのだが、日本の選手はどんなボールでも足元に収めてしまうために、ピッチの悪さと相まってボールの勢いが死んでしまい、そこからは短いパスをつなぐしか出来なくなってしまっていた。
そして、先制点を奪われたあたりでブラジルが前に出てきてドリブル勝負を仕掛けてくると、日本は後ろに下がってパスコースが無くなり、そこで無理にパスを通そうとするからどこかでミスが出てしまい、そこをまたドリブルで突かれるという悪循環に陥ってしまった。
と言うか、日本が崩された形ってのはほとんどが相手にドリブルをさせるスペースを作ってしまった場面からであって、人数が足りていてもスペースを埋めてるだけで誰もアタックに行かず、ドリブルを始められてからやっと追っかけるも間に合わずに振り切られるという場面を作りすぎた。まあ、その辺は日本でそういう経験を積むことが不可能だから仕方ないとは言え、毎度毎度世界で同じやられ方をしているのはちょっと情けない。
ブラジルは危険と見るや2人がかりでドリブルをスライディングで止めたりしていたが、ここをぶち抜かれたらヤバいという場面で、レッドカード以外のどんな手段を使っても止める覚悟と能力は、日本に根本的に欠けているところでもある。
日本は後半途中から出場した中島が果敢なドリブルでチャンスを作り出し、それが2得点につながったように、パスが無理ならドリブル、そうでないならその逆と、個人個人がプレイの選択肢を多く持つことが攻撃力につながると同時に、それに対応するべく個人の守備力もアップするのだという意識を持って、これからのU-20,、五輪、そしてA代表へと続く道に臨んでもらいたいところである。

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