「岡崎らしからぬ初ゴール」ドイツ・ブンデスリーガ第33節 シュツットガルト-ハノーファー(2-1)

ご存知のように、岡崎の初ゴールがブンデスリーガ残留を決める決勝点となったハノーファーとの試合だが、その徴候は試合の最初から既に現れていた。
CL出場争いをバイエルンと争うぐらいに今季は快進撃を続けているハノーファー相手に、シュツットガルトはどちらが上位か分からないような鋭い出足で、相手とのプレッシング合戦で一歩も引かない立ち上がり。
イタリアのプロビンチアクラブにおけるホームとアウェイの違いが一番分かりやすいが、シュツットガルトのような中盤を作れないチームは、いかにして全体が押し上げてイージーなパスコースを作れるかがダイレクトに試合の流れを決めるので、そういう意味では理想的なサッカーが出来ていたと言える。
いつもであれば、岡崎はサイドの低い位置に押し込まれて守備に奔走され、ボールを持ってもせいぜい中につないだり前にアバウトなボールを送るだけだったのだが、この試合で岡崎サイドのSBに入ったボカが非常に積極的なオーバーラップを仕掛け、その分岡崎が高い位置でボールに触ったり、中へと切れこむプレイが増え、今までとは見違えるような攻撃性が見えていた。
それでも、後半からは自力に勝るハノーファーが徐々にボールをキープし始めるようになるが、58分にカウンターからハルニクが中央突破ドリブル、そのこぼれ球をハイナルがダイレクトで決め、その3分後にまたもカウンターからカカウが突破、サイドへ折り返したところを岡崎が綺麗にインサイドで撃ちぬく、かつての小野を思わせるようなダイレクトシュートを決めたのだった。
もっとも、スタジアム全体が残留の喜びに浸った2点目のすぐ後に1点を返されたので展開としては結構ハラハラものだったのだが、ハノーファーも絶対にCLの出場権を得たい!というような激しいモチベーションがなぜか感じられず、シュツットガルトは前線の人を代えてプレスを維持しつつ逃げ切った。
岡崎にとっては自身の得点もそうだが、やっとチームも自分が得点できる内容の試合をやってくれたか、と言いたいところだろう(笑)。こういう試合がアウェイでも出来るようになれば、来期はもっと成績が期待できそうだが、さて最後のバイエルン戦ではどういう形で終わるのだろうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする