2011年5月

1/3ページ

「センターバック長友デビュー?」コッパ・イタリア決勝 インテル-パレルモ(3-1)

結果だけならインテルの完勝でコッパ・イタリア連覇、無冠を免れて万々歳というところなのだが、実際には苦しんで苦しみぬいて何とかもぎ取った試合であった。 インテルは予想通りに長友が右、キブが左に入る4-3-1-2という形のスタメンでスタートしたが、パレルモは徹底して自陣のバイタルに入ってくるボールに対してファールを辞さずに厳しく当たる戦術が徹底されており、スナイデルなどは開始直後から何度も削られてイン […]

「世界でのバルサ、アジアでのガンバ」欧州CL決勝 バルセロナ-マンチェスター・ユナイテッド(3-1)

かたや世界で唯一無二のポゼッションサッカーを展開するバルセロナと、圧倒的なプレッシングサッカーでシャルケを粉砕したマンチェスター・ユナイテッドとの頂上決戦は、バルセロナの完全勝利に終わった。 マンUはバルサに対して4-4-1-1のいつものスタイルで前からプレスをかけ、前半最初の10分間は互角の形勢に持ち込むことが出来ていたが、そこからはバルサのパスワークの前にほとんど連動したプレスがかけられなくな […]

「FC東京と梶山の変貌」J2第14節 京都サンガ-FC東京(1-4)

世間はチャンピオンズリーグ決勝の話題で持ちきりだけど、当然ながら夜中に起きられずで昨晩に見た京都とFC東京のレポートを。 バルサのポゼッションサッカーが、シャビとイニエスタ、メッシという選手がいてこそ成り立っているように、クラブのサッカースタイルとしてポゼッションを標榜しようとする場合は、それにふさわしい選手がいるかどうかが最大の必要条件だと思っている。 FC東京は、城福時代にムービングフットボー […]

立場が正反対の宇佐美と宮市

6月1日と7日に行われる、キリンカップ・ペルー戦とチェコ戦の代表メンバーが発表になりましたね。 GK: 川島永嗣(リールス/ベルギー) 東口順昭(アルビレックス新潟) 西川周作(サンフレッチェ広島) DF: 今野泰幸(FC東京) 栗原勇蔵(横浜F・マリノス) 伊野波雅彦(鹿島アントラーズ) 長友佑都(インテル/イタリア) 槙野智章(ケルン/ドイツ) 安田理大(フィテッセ/オランダ) 内田篤人(シャ […]

ブンデスリーガの長いシーズンが終了

ACLで名古屋が敗退した試合の次の日に、鹿島の試合を見る気にはならなかったので(笑)、昨日はドイツカップ決勝とボルシアMGとボーフムの1部2部入れ替え戦を、飛ばし飛ばしで見ておりました。ボーフムは2部残留が決まってしまってチョンテセは残念でしたね・・・ それにしても、チョンテセはまあ半分日本人みたいなものとして考えると、マイスターシャーレのドルトムントからドイツカップ優勝のシャルケ、そして入れ替え […]

「そしてセレッソだけが残った」ACLベスト16 水原三星-名古屋グランパス(2-0)

まあ、鹿島も名古屋も最近のリーグ戦ではさっぱりだったので、かなり厳しい試合になるかとは思ったけど、まさか両方共敗退してしまうとはねえ・・・結局、ACLで一番最初に敗退しそうだったセレッソだけが残ってしまうとは、シーズン前の誰が想像できただろうか。 名古屋は、ケネディとダニルソンが戻って来た事でようやくセンターラインがほぼベストにはなったのだが、ケネディは本調子から程遠くて水原の守備陣の前に完封され […]

「はっきり出た采配の差」ACLベスト16 ガンバ大阪-セレッソ大阪(0-1)

ACL決勝トーナメント一発勝負での大阪ダービーとして、日本サッカー界の注目が集まったこの試合。ガンバは山口の怪我、セレッソは茂庭の出場停止とCBのリーダーを互いに欠いた状態で臨んだ試合だったが、さすがにACLでのダービーとあってか集中を切らさない締まった試合になった。 試合の序盤は、前線にボールを持てるプレイヤーを並べたセレッソが、ガンバの守備網を縫ってボールを動かしペースを握るが、ガンバもマーク […]

「宇佐美は海外で成功するか」J1第12節 ガンバ大阪-アルビレックス新潟(2-1)

前節で福岡相手に50mの独走ゴールを決め、今日のACL大阪ダービーでも間違いなくキーマンになるであろう宇佐美に注目が集まった試合。 新潟の立ち上がりはほとんどベタ引きの状態でガンバの中盤からのパス出しに全くプレッシャーをかけられず、左サイドに張った宇佐美にどんどんとボールが集まり、新潟も宇佐美には厳しいマークをつけずにいたため、好きなだけ前を向いてドリブルからクロスやシュートの宇佐美ショーを演じら […]

「長友2点目!」イタリア・セリエA第38節 インテル-カターニャ(3-1)

イベントの翌日でフラフラだけど、長友の今季2得点目が決まったので急ぎ更新。 この日はコッパ・イタリア決勝に配慮して、マイコンが出場せずに長友が右サイド、左SBにはキブが入るスタメンになったが、得点を決めた事はもちろん、一度右サイドでプレイした時の酷評を覆すような素晴らしい働きだった。 インテル自体のフォーメーションが、モッタを中盤の底に置いてスタンコビッチとサネッティを左右に並べ、ハルジャをトップ […]

「見所はダブリンのスタジアム」ヨーロッパリーグ決勝 ポルト-ブラガ(1-0)

史上初のポルトガル勢同士の対決となったヨーロッパリーグ決勝だったが、ポルトガルリーグでの対戦では2戦して2勝しているポルトが、点差以上に余裕の勝利で栄冠を手にした。 試合の序盤こそ互いにラインを上げて相手の裏を突きまくるポルトガルらしい戦いになったが、すぐにキープ力で勝るポルトがボールを支配するようになり、ブラガは自陣に人数をかけて守備網を張り、ポルトのキーマンであるフッキに分厚いマークをつけてイ […]

1 3