「これで長友のレギュラーは確定?」イタリア・セリエA第32節 インテル-キエーボ(2-0)

長友がガゼッタ・デッロ・スポルトで7点を取ってMOMに選ばれたとか、モラッティ会長から褒められたとか、これ以上無い賞賛を浴びた試合だというのを観る前から知っていたので、実際に見ると期待値が高すぎて案外長友の出来は普通だなと思ってしまった(笑)。
でも良く考えれば、インテルで普通にやれているという事自体が凄いことで、今までだったら足を止めた状態でビルドアップのボールが回ってきても、中盤の選手にボールを預けるかバックパスしか出来なかったのだが、この試合ではパッツィーニに右足からフィードを出したり、逆サイドにいたエトォにロングサイドチェンジを出してみたりと、ビルドアップで貢献する場面が多かった。
ただ、後半になってスナイデルがトップ下に入って中盤の左にハルジャがシフトすると、彼らが長友をフォローしてパスを良くくれるようになり、その分攻撃にからむ回数は増えたのだが、ビルドアップという面では距離が近いせいか彼らへ単純に預けてしまう場面が多くなり、ちょっと単調になってしまったかなと。
サイドでの絶え間ない上下動については、我々にとっては代表などで既にお馴染みすぎる場面ばかりだけど、キブを筆頭にして動かない左サイドが当たり前だったインテリスタにとっては新鮮だったようで、長友がサイドを駆け上がったり、猛スピードで守備のフォローをしたりする度に、観客から歓声が上がっていたのは気持よかったけどね。
その守備面でも、かなり他の選手と連携が取れてきているようで、長友だけウロウロとマークに迷ったりする場面もほとんど無くなったし、ラノッキアとのカバーリングの息も合ってきたし、キエーボの右サイドをほぼ完封できていた。これで、CLなどのビッグマッチで長友を使う不安は一掃されたんじゃないだろうか。
もっとも、インテルのようなスター軍団では、よほどのカリスマか人権掌握術でも無い限り、スター選手を安易にスタメンから格下げしてしまうとチームに火種を生んでしまう事になるわけで、ある意味それだけのためにベニテスから交代したと言えるかもしれないレオナルド監督にとって、長友とキブの順序を入れ替える決断が出来るのかどうかはまだ微妙なところかもしれない。
今のところは世論を味方に付けられてはいるが、次も先発が予想されるCLシャルケ戦で活躍が出来れば、世論に押される形で順列が変わる可能性は十分にある。いずれにせよ、今季終了後のインテルにいろいろな大鉈が振るわれるのは確実なので、シーズンが終わっても目を離せない事にはなりそうだ。

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