「ピンパォン2ゴールデビュー」ACLグループG セレッソ大阪-アレマ・インドネシア(2-1)

セレッソは勝つには勝ったとは言え、非常に危ない試合の流れだった。
昨シーズンからさらに主力が抜けたセレッソは、新戦力のピンパォン1トップに、2列目が乾、キム・ボギョン、倉田、ボランチはマルチネスと中後というスタメンで臨んだ。
セレッソの試合への入り方は悪くなかった。当然のように相手はガチガチに引いて来たが、マルチネスからの積極的な縦パスやサイドチェンジで前への推進力を保ち、これは名古屋とは違うなと思った瞬間に、中盤でボールを奪った後に何人もセレッソの選手が前に飛び出し、最後は乾のふわっとしたクロスをピンパォンがゴールに流しこんでセレッソが幸先良く先制点を挙げる。
しかい、これで逆に気持ちが受けに回ってしまったのか、そこから急にセレッソ全体の動き出しが悪くなり、名古屋と全く同じようにひたすら足元へとパスを回すだけになり、そこを狙って当たりに来るアレマの術中にやすやすとハマって次々に悪い形でボールを奪われてしまう展開が続く。
それでも杭州よりも怖さが無いアレマの前線のおかげで失点にはつながらなかったが、後半にCKからのクロスを上本が引っ込めようとした腕に当ててしまいPK。ちなみにこの主審はアジアカップで川島を誤審で退場に追い込んだ人らしい(笑)。
その後のセレッソは一人一人がボールを持ち過ぎる強引な攻めが目立ち始め、人数をしっかりかけて守るアレマの守備に引っかかる場面ばかりが増えてしまい、これは非常にリズムが悪いなと思ったのだが、後半25分を過ぎると意外にアレマの運動量が落ち始め、DFラインの押し上げと全線からの戻りが遅くなってセレッソが決定機を作り出すようになる。
しかしそれさえも何度も何度も外し続けた挙句、76分に中後の低いFKをマルチネスがそらし、最後はピンパォンが触ってデビュー・ドッピエッタ。そこからスカッと裏を取られてGKとの1対1から無人のゴールにボールが転がり込みそうになるピンチはあったが、何とか守り切ってセレッソがまずホームで記念すべき勝利を挙げた。
この試合がデビューとなったピンパォンは、いきなり2得点の華々しい結果を出した。クルピの好みらしくアドリアーノとプレイスタイルが似ており、ポストプレイヤーと言うよりは足元が上手くてサイドなどのスペースで基点になるタイプで、この試合では全体としてあまり機能していたとは言えないものの、何より必要な得点を挙げたことは喜ばしい。
が、それ以外の新戦力は正直いまいちの出来。倉田はチャンスにからむがボールの溜めや得点力にはあまり期待できそうになく、中後もマルチネスの補完という役割が出来ていたとは到底言えず、キム・ボギョンはまだボールが足についていない感じ。とりあえず勝ち点3という結果は出せたので、今度は中国アウェイを控え、守備の連携をじっくり詰める宿題に取り組む番である。

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