謹賀新年、そして高校選手権に年越しを思う

皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、言うまでもなく南アフリカワールドカップに始まり、ザックジャパン発足、秋から年末にかけての大量の日本人選手の海外移籍と、日本サッカーに大きな動きがあった1年でした。
私にとっても、1000万アクセス到達にTwitterの開始、変な粘着さんのおかげで一言掲示板閉鎖(笑)、Livedoorの「Soccer Journal」参加と、十年一日のごとく駄文を書き流しているサイトにしては、いろいろ出来事がありましたよね。
さて、大晦日はなんだかんだと忙しかったのであまり真面目に見ていたわけではありませんが、高校選手権の駒場対滝川第二の試合を観戦しておりました。
数年前までの高校サッカーといえば、国見のようなロングボールフィジカルサッカーや、野洲のセクシーフットボールのように極端なスタイルを見せるチームが目立ち、強豪と呼ばれるチーム以外はDFにボールが来たら全てクリアみたいな「勝つだけのサッカー」をやっているところが多かったように思います。
ところが、この試合は両チーム共に守備がコンパクトで、確かに個人技では滝川のほうが圧倒していましたが、駒場もちゃんとボールをつないでサイドに送り、そこからシュートチャンスにつなげるという、モダンでバランスを考えたサッカーになっていました。
そして年末にかけてのニュースでは、ケルンへの槙野移籍が決まり、シュツットガルトへの岡崎の移籍が確実視されているという報道が出ていますね。
それについても、中田や小野、中村までの海外移籍は「自分のプレイをする」といったような自己実現が主のアマチュア的な意図が主だったような感じですが、今は本田にしても香川にしても、チームの中で自分が働くことが基本にあって、その上で自己をどう表現していくかというプロの視点に変わってきているのではないかと思います。
代表も岡田監督からザッケローニ監督に代わり、いろんな意味で日本サッカーがアマチュアからプロへと変化する大ききなうねりを感じながらの年越しになったうような気がします。
あとは協会とJクラブ上層部がプロになってくれる事を願うばかりなんですが、そちらのほうはまだまだ実現は遠そうで暗~くなっちゃいますけどね(苦笑)。
さて、これから年始で酔っ払う予定ですし、天皇杯決勝については今日のうちに見られるかどうかわかりませんので、これにて新年のご挨拶とさせていただきます。
てなわけで、今年も蹴閑ガゼッタをよろしくお願いします!