「得点以外は順風満帆」ドイツ・ブンデスリーガ第2節 ボルシア・ドルトムント-シュトゥットガルト(3-1)

紆余曲折していた日本の代表監督が、ひとまずザッケローニに決まったようだが、もし彼が3-4-3のフォーメーションを取ったとすると、まずウイングの候補に挙げられるのが香川だろう。
それにしても、つくづくドルトムントでの香川は幸運である。
まず、トップ下の不動のレギュラーであるジダンが怪我で不在、クラブは財政難で若手選手主体のチーム作りを強いられており、セルティックのように高額年俸のベテランが居座っているわけではなく、クロップ監督も積極的に若手を使う監督だし、香川がまだサイドのウイングで目立ったプレイが出来ていない事を考えると、本当に強い星の下に生まれているんだなと思う。
もちろん、外的要因だけが原因ではなく、香川自身がブンデスリーガ、そして現代のトップ下に求められているプレイをしっかり自覚し、それを実現できているという点も大きい。
この試合の香川は、ボールを受けたらまず前を向く事、そして前を向いたらすぐさま加速する事を意識しており、そのための動き出しやテクニックの引き出しが他の選手に比べて明らかに豊富である。
そして2点目につながったプレイにしても、ドリブルで切れ込むことでマークを引き付け、そこからふわりと浮き球パスがスペースに入り込んだバリオスに飛んだため、DFが予測しきれずクリアミスを誘っていたように、彼のアジリティとテクニックが、単調になりがちなゲルマン系サッカーにテンポを作り出していると言える。
ドルトムントも、中2日の割には前半は良く動けていて、特に第1節と比べると前からのプレスに統率が取れるようになって、香川とバリオスの距離もかなり改善されていた。後半はチームが省エネ状態になって香川も後ろのポジションで守備を優先するようになったので目立たなかったが、まずはチームが勝利しない事にはいくら活躍しても評価にはつながらないからね。
課題としては、やはり得点を決めるところ。海外ではトップ下は点を取らないと価値が無いポジションだし、チャンスメーカーのままでは次のステップアップは難しい。ゴール前への飛び込み方はもちろんだけど、ミドルシュートのパワーと精度にもっと磨きをかける必要があるだろう。とにかくまずは結果だ!

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