「王者、山岳初の敗北」ツール・ド・フランス第17ステージ

今年のツール、泣いても笑っても最後の山場、トゥールマレー山頂ゴールの第17ステージは、予想通りにコンタドールとアンディ・シュレックの総合1位・2位同士の一騎打ちになりました。
残り18kmになってトゥールマレー峠の登りからメイン集団のペースがぐっと上がり、10kmを切ったところでバレードがアタック、それにアンディが反応してスパートすると、すかさず付いて行ったコンタドール以外は誰も追いつけず、残り9km地点で逃げていたコロブネフを抜き去ると、後はひたすら二人の一騎打ち。
しかし先頭は終始アンディが引っ張り、コンタドールは一度アタックは仕掛けてみましたがすぐに追いつかれ、その後はただアンディに付いて行くだけで、最後はスパートせずにアンディにステージ勝利を譲った格好になりました。
アンディはゴールラインを切ってすぐにコンタドールに肩を回して健闘を称え、コンタドールもそれに応えはしましたが、アンディから離れると笑顔がすぐに消えたところを見ても、このステージで本当に強かったのはどちらだったのかは明らかでしたね。ステージ優勝を表彰する場面でのアンディの晴れやかな顔が印象的でした。
今までのグランツールでは、コンタドールが本気でアタックした時には誰もついて行く事が出来なかったので、たとえコンタドールが本調子でなかったにせよ、その圧倒的な山岳での力をアンディが打ち砕いてしまったのは確かで、コンタドールも最初はそれほどタイムトライアルが強くなかった事を考えると、今後は立場が逆転してしまうかもしれませんよ。
しかもコンタドールはここまでツールのステージが未勝利でバキュンポーズ無し。最後のタイムトライアルはカンチェラーラという化け物がいるだけに勝利は難しく、コンタドールの総合優勝はおそらく間違いないでしょうが、アンディのメカトラブルを待たなかった事も含めて、彼にとっては苦い勝利の酒になってしまいそうな感じです。
そして最後の山岳賞争いは、モローが途中で遅れてしまったのに対し、シャルトーは何とか後続集団で粘りを見せて逃げ切り、初の栄誉を手中にしました。表彰台で喜びを爆発させていた本人はもちろん、チームメイトの新城選手にとっても嬉しい事でしょう。
さて、今日は打って変わってベタッと平坦なステージが待ってます。ポイント賞のマイヨヴェール争いも激しさを増しているだけに、逃げても勝つのは無理でしょうが、是非新城選手には最後のアピールをしてもらいたいところですね!

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