「オランダじゃないオランダ」南アフリカ・ワールドカップ 準決勝 ウルグアイ-オランダ(2-3)

世間はドイツ対スペインの好試合で盛り上がっているようだけど、すっかり出遅れの戦評ですいません・・・やっぱツールとW杯掛け持ちはつらいんだよね(笑)。
さて、試合直後の評判では、結果は出したが内容がいまいちとの意見が多かったオランダだったが、今までのオランダはパスワークで圧倒的に試合を支配するんだけど、そこで点が取れずにカウンターからコロリとやられるのが持ち味だっただけに、それまで決定的に欠けていたリアリズムを獲得できている実証なのではないかと思う。
その立役者として挙げられるのは、まずはファンボメルだろう。彼が中盤で試合の流れを読み、確実に相手のスペースを潰してマークを怠らず、攻撃に移ればシンプルな散らしを中心として、時としてその風貌には似合わない華麗なボールキープを見せたりと、チームとしての落ち着きや安定感を作り出していると言えよう。そこに、ロッベンのスピードやテクニック、スナイデルのアイデアや決定力と言う、従来のオランダには不足しがちだった個性が上手く融合されているように思う。
ただ、岡田ジャパンと同様に、キーマンである彼ら3人のいずれかが欠けても決勝トーナメントでは苦しい試合を強いられていた可能性は高く、このウルグアイ戦でも抜群の勝負強さを発揮していたスアレスが欠場するなど、運にも助けられた決勝進出なのは確かだが、運を味方にするのも実力のうちだからね。
ウルグアイは、基本はパラグアイのように堅守速攻なんだけど、前線の2人だけでシュートまで持って行ける形を持っているし、必要とあればこの試合での後半のように自分たちから積極的に押し上げてドリブルを織り交ぜて相手を崩すサッカーも出来るし、非常に懐が深いチームだと感服させられた。ただ、前の試合でガーナ相手に120分を戦っていただけに、後半途中からは持ち味の激しいプレッシングが落ちてしまい、スナイデルとロッベンに立て続けにやられてしまったのが痛かった。
さて、もう一方のドイツ対スペインはご存知の通りスペインが勝ち上がったので、これでどちらが勝っても初優勝と言うエキサイティングなカードになった。三決はともかくとして(笑)、決勝は今度こそ頑張って早起きしよう!

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