「落車、落車、そして激動」ツール・ド・フランス第2・第3ステージ

ワールドカップの準決勝を期待して来て下さった方、申し訳ありません。ツールの第3ステージが、パリ・ルーべでお馴染みの石畳コース、パヴェを通るというのでそっちを見る事を優先してしまって早起きできませんでした(笑)。
昨日の第3ステージでは、ベルギー独特の急坂と狭いコースに雨が降り出し、砂が路面に浮いてただでさえスリッピーになったところで、カメラなどのバイクがオイル漏れを起こしたらしくて、まさに路面はスケートリンク状態になって何度も落車事故が発生し、集団は遅れた選手を待った上に、さらに危険回避と主催者に対する抗議も含めてゴールスプリント無しのゴールインをするという波乱の展開になりました。
これで、逃げ集団からさらにスパートしたシャヴァネルがトップでゴールした後、追うのをやめた集団が4分後にゴールしたために、何とシャヴァネルが総合で2位に3分近い差をつけてマイヨジョーヌを着るという、物凄い棚ボタで驚いたのですが・・・まさかそれが文字通りの1日天下になってしまうとは(苦笑)。
そのパヴェが待ち受ける第3ステージでは、パリ・ルーべ優勝のカンチェラーラが怒涛の引きでパヴェを通過すると、チームメイトであるアンディ・シュレックやエヴァンスだけが彼について行く事が出来、コンタドールやアームストロング、シャヴァネルといった優勝候補が徐々に遅れて行ってしまい、ランスはパンク、シャヴァネルは2度もパンクしてしまう不幸で差はどんどん広がっていき、気がつけばコンタドールらはアンディやエヴァンスから1分、ランスは2分、シャヴァネルは結局4分も遅れてしまって前日の稼ぎを全て吐き出してしまう結果になってしまいました。
総合争いでは、カンチェラーラが再び首位に立ち、エヴァンスが40秒差の3位、アンディが1分9秒差で6位、コンタドールが1分40秒差の9位に落ち、ランスは2分30秒のビハインドを追う羽目になりました。今年のツールでは、個人TTが最後から2つ目の第19ステージにしか無いので、山で圧倒的な力を見せられるコンタドールはともかく、ランスはかなり厳しい状況になってしまいましたね。
しかし戦前から、このパヴェステージでは総合争いに動きが出るだろうと言われていましたが、ここまで大きな変化が起きるとは意外でしたね。見ているこっちはエキサイティングで楽しかったのですが、ジロの未舗装激坂同様に、選手の保護や人権がないがしろにされている感は若干ありますが・・・(苦笑)
ところで余談ですが、中継の途中で「Le plan incline de Ronquieres」というインクラインのようなものが画面に出てきて、京都で育った人間としては蹴上インクラインで普段から馴染んでいただけにおっと思ったのですが、やっぱり運河の高低差を船を浮かべる水槽をエスカレーターで上げ下げして調整する施設だったようですね。それと関連して調べていたら、同じベルギー南部には「ストレピ=ティウ」という運河エレベーターもあるそうで、一度見学してみたいなあと思ってしまったのでありました(笑)。

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