「実は一番危ないのがスペイン」南アフリカ・ワールドカップ グループF・G・Hの行方

さて、これで全グループが最終戦を残すのみとなったわけですが、引き続き残りF・G・Hのグループの展望を書いてみます。
【順位表】 【対戦予定】
●グループF
ここは一見すると大混戦に見えますが、スロバキアはここまであまり良いところが無く、NZと痛恨の引き分けを喫してしまったとは言え、イタリアにとってはそれほど心配する最終戦では無いのかなと。NZもグループ2位と快進撃ですが、パラグアイはここまで好調だし、どこもオランダとは当たりたくないので手抜きは期待できません。したがって、よほどイタリアがへまをしない限りは、順当に収まるのではないでしょうか。
●グループG
北朝鮮は敗退が決まり、ポルトガルも得点を量産したおかげでコートジボワールには勝ち点3、得失点で9の差を付け、ほぼブラジルとポルトガルの勝ち抜けは決まったようなもの。コートジボワールはポルトガルが負け、なおかつ9点以上取る事が必要になりますが、それはさすがに無理でしょう(笑)。
●グループH
チリが勝ち点6でトップ、スペインとスイスが勝ち点3で並ぶ展開になってますが、スペインがトップのチリとの対戦、そしてスイスが敗退決定のホンジュラスとの試合、しかもスペインは得失点差ではチリとは1、スイスとは2差で、勝てばグループリーグの1位になる可能性が高く、そうなるとブラジルと対戦しなくて済む事になるので、なおさらスペインは何が何でもチリに勝たなければいけません。しかしチリはホンジュラスとは全くレベルの違う相手。ホンジュラス相手に楽勝したと安心していると、かなり危ないと思いますよ。ホンジュラスは一応数字上では可能性が残ってますが、さすがに無理ですな。