オランダ戦についてのメール

オランダ戦に関して、ZEROさんから貴重なご意見をいただきました。

サッカーは私の専門外ですが、
生意気ながら雑感をお伝えします。
私も中村の酷さはよく分かりますし、
交代策の不発は理解しています。
しかし、そもそもの問題はやろうとしているサッカーと
選んでるメンバーが食い違っているために、
打つ手も全てデタラメになってしまうことではないか、
と思っております。
確かに、
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/324/
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/337/
が示すように、ユーロ2008のスペインのような、
選んだメンバーとやっているサッカーが食い違う場合があります。
当然のように、
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/333/
のように、元からの弱点(http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/315/
は解決されていないわけで、苦戦する場合もあるわけです。
とはいえ、それでもスペインは優勝しています。
それはhttp://c60.blog.shinobi.jp/Entry/361/
のような背景があったためです。
いわば、勝つための幾つかの必要条件を
満たしていたと言えるでしょう。
そうしたことを考えた場合、
日本は個のレベルがスペインとは比較になりません。
つまり、必要条件がないといえます。
故に、同じ事(メンバー≠サッカー)をやっても勝てないのかな、と。
ところで、オランダにはほぼ同じメンバーで
http://c60.blog.shinobi.jp/Entry/349/
が示すように、封じられしまった例があります。
ただ、このやり方の援用をするには、残念なことに
今の日本は左右では右サイドの方が強いわけで、
相手の強いサイドと自分の強いサイドが
ぶつかってしまったのが悲しいところかな、と。
さらに、ユーロでベスト4に残ったチームのうち、
トルコ、スペインのほどには交代で使えるカードが乏しいのも、
苦しいところかな、と。
やはり、それもとりもなおさず、
メンバー選考が上手く行かなかったからなのでしょうが。
俊輔や中村憲を無理矢理選び、石川等を
落としてしまっているところが、最後で首を絞めていますよね。
そう言えば、日本って11+3で戦うという発想は
あまりないように思うのは僕だけでしょうか?
そこまでチームマネージメントが貫徹できていない、というか。
ちなみに、スポーツと政治が繋がっている、
というガゼッタ様の思い、僕も共感するところです。
オシムが語った俊輔のリーダーシップのなさって
何か政治家に共通するところがあると思いませんか?
日本の組織観や教育観なりが巡り巡って反映されている
と僕はいつも思うのです。
というか、そうした裏を見通さず刹那的な報道に終始する
マスメディアこそ確信犯であり最大の犯罪者だと
(政治・スポーツ問わず)いつも私は思っております。
それでは、今後も戦評拝見させて頂きますので、
楽しみにしております。

選んだ選手とやってるサッカーの違いについて書いてみますと、オランダ戦では中村俊輔の消極的なプレイがやり玉に上がりましたが、もともと彼はセルティック時代からああいうプレイスタイルですし、チビッ子FWコンセプトサッカー時代の岡田ジャパンは、流動的に動く中村を中心として細かくパスをつなぐスタイルだったわけですから、それとは全く異なる基盤になってしまったところに、中村を投入する必要は全く無かったはずなんですよね。
まあ、邪推ではスポンサー筋から中村の出場に関する条件があったのではと思いたくなってしまいますが、それだけではチビッ子サッカー用の駒であった中村憲や内田、玉田、岡崎を選んでいる理由にはならないはずで、やはり6月の選考の時点で、まだチビッ子コンセプトサッカーで行こうと考えていたのは事実でしょう。
カメルーン戦の勝ち点3で、世間は岡ちゃんへの評価をコロッと変えてしまいましたが、現実路線へ転換するのが選手選考後にまでずれてしまった事や、現在は何とかスタメン全員が怪我も退場もコンディション不良も無く3戦目が迎えられそうですが、もし闘莉王や遠藤、長友が欠けていたらとぞっとする状況を思えば、現実路線になってから選手の厚みを持たせる事が出来なかった問題は、きちんと検証されなければいけないと思います。
そして俊輔と政治家については、かつての中田にも言えますが、中村はそもそもリーダーシップを取れる人格ではないのに、日本選手の中で一番の実績を持っているがゆえにリーダーとして押し出されてしまったという不幸があると思います。
「敵を知り己を知らば百戦危うからず」という有名な孫子の言葉がありますが、その選手、そのリーダー、そのサッカーで世界と戦えるのかというグローバルな視点が無く、常に国内での人気取りやお金で全てが動いているという点は、政治もサッカーも残念ながら同じところですよね。
追記:蹴球計画さんのサイトのリンクがたくさんあったので勘違いしてしまいましたが、メールの主であるZEROさんは蹴球計画さんとは全く無関係だったそうなので、内容を修正しました。関係者の方々にはご迷惑をかけて申し訳ありませんでした。

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