「真のハエサッカーとはこの事だ」国際親善試合 デンマーク-セネガル(2-0)

オシムが会見で、デンマークは非常に厄介なチームだと言ってたが、間違いなく今の日本よりも実力が一枚上手の相手だと痛感させられる試合であった。
この試合ではエースのベントナーが怪我のため欠場していたが、デンマークは序盤こそセネガルのスピードにてこずる場面を作りはしたものの、セットプレイからきっちりと高さを生かして先制点を奪うと、後半はほぼ相手の攻撃を危なげなく封じ切り、逆に得点チャンスを量産する堅実な戦いぶりを見せ付けた。
デンマークの強さは、個々のテクニックやスピードはそれほどでは無いものの、攻守の切り替えが早く、全員が良く走ってタフに戦い、セネガルの選手がサイドを突破しても次から次へと前線の選手がカバーに戻って自由を奪い、ボールを奪うと選手が密集している反対側のサイドには誰かが必ず上がっていてそこに素早くサイドチェンジを通し、中の選手が戻したパスを受けられる位置にポジショニングし、そこを経由してさらにサイドが前へと動き出す、非常に忠実でコレクティブなサッカーを90分続ける事が出来ていて、どっかの70分で売切れてしまうハエサッカーとは大違いの、これこそが真のハエサッカーと言うべき完成度を見せていた。
こういった組織的・戦力的にほとんど穴が無いところに加えて、193cmの高さを誇るベントナーが加わるのだから、そりゃポルトガルを抑えて欧州予選を1位で突破するわけだと納得せざるを得ない強さである。
しかし、オランダとは違ってデンマークに対してまで最初から白旗を揚げるわけにはいかない。彼らに対して、最低でも勝ち点1を奪う事ができなければ、どのみち決勝トーナメントなど無理なのだから。
ポイントとしては、やはりコンパクトにラインを上げ下げするチームなだけに、DFラインの裏をいかにして取るかと言うところ。ケアーとアッガーのCB陣は高くて上手いので、相手の守備陣が揃ってしまったら日本にほとんど打つ手は無い。そして強いて言えば、強豪国に比べるとSBの能力が少し劣っているので、遠藤を中心としたワンタッチパスで岡崎や大久保がサイドの裏を取り、手数をかけずにスピードに乗って攻め切る攻撃が必要になって来るだろう。
そして守備では、ベントナー・トマソン・ロンメダールのトライアングルを抑えなければならない。特にデンマークの攻撃は、常に右サイドの高い位置で張っているロンメダールをボールが経由するので、長友をぶつけてそこを経由するルートをまず遮断する事である。ベントナーについては、最近ハットトリックで一躍エース扱いになったが、もともとはそんなに決定力があった選手では無いので、彼の当たり日でないことを願っておくしかないだろうね(笑)。

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