「巻き返し始まる」ジロ・デ・イタリア2010第14、15ステージ

今日は韓国戦がある日ですが、盛り上がってますか~(棒読み
さて、欧州シーズンが終わってJ1、ロシアが中断とサッカーが小休止になっている間に、タイミングよくジロが最大の山場を迎えました。第15ステージ、平均斜度11%、最大22%の名物峠、モンテ・ゾンコラン頂上ゴールです。
14ステージで、それまで総合トップに立っていたリッチー・ポルトが遅れてアローヨがマリアローザを着てのスタートになりましたが、雨中の第11ステージで大きく遅れたバッソ、エヴァンス、ニバリ、ヴィノクロフらそこまでの上位陣がきっちり巻き返して来ましたね。
ステージ優勝の行方は、バッソがアタックしたというよりはライバルたちが激坂に耐え切れずに極端にペースが落ちたところを、バッソがイーブンペースで登ったためについた差と言う感じで、結局バッソはエヴァンスに1分19秒差をつけての勝利。アローヨは3分50秒遅れでゴールしましたが、それまでの貯金が物を言ってバッソからはまだ3分33秒差でマリアローザを死守。
しかし休養日明けの第16ステージは、最大で24%の坂が待つ山岳タイムトライアル。ここで差をさらに詰められてしまうと、19、20と続く頂上ゴールでアローヨがジャージを守りきる事はかなり難しくなってしまうでしょう。そして、山ではバッソに負けてしまったエヴァンスが、ここでバッソとの1分11秒差をどこまで挽回できるか。平地のTTでの力はエヴァンスが大きく上回っているだけに、バッソとしてはアドバンテージを広げておきたいところでしょう。
そして新城選手は、何とか26分差のグルペットで無事ゴール。彼が活躍できるのは、あと17と18の2ステージぐらいしかチャンスが無くなってしまいましたが、頑張ってほしいですな!