ジロ・デ・イタリア2010 第3ステージまで

今日はACLの決勝トーナメントがあって、今のタイミングしか書く時が無いのでざっと雑感。
第3ステージまでは、アムステルダムでのプロローグタイムトライアルを始めとしてオランダでのステージとなりましたが、強風で集団が中切れしたり落車が続発したりして、かなり選手にとってはつらい序盤になったようですね。
そんな中で、今年のジロ総合争い本命のエヴァンスが、3位と言う好タイムを出したプロローグでのリードのおかげで、上位2人が遅れた第2ステージでマリアローザを獲得して幸先良いスタートになったと思ったら、第3ステージでは落車の影響で46秒も遅れてゴール。エヴァンスは遅れた後続集団の中で、アシストも得られずに一人で引っ張り続けるなど、相変わらずの孤軍奮闘&不運振りで泣けてしまった・・・
で、エヴァンスに代わってトップに立ったのは、何とドーピング明けのヴィノクロフ。ドーピング問題の渦中でも、本田なんか可愛いぐらいの俺様発言の数々で唖然とさせてきた選手だが、日本でヴィノクロフぐらいの言動をすると朝青龍どころではないぐらいに世間から叩きのめされるであろう事を考えたら、やはり同じアジアとは言え、カザフはヨーロッパなんだなと思わざるを得ないよね(笑)。
同じようにステージレースでは安定感の無さでヴィノクロフと同じ扱いをされていたバルベルデも、ヴェルタを勝つぐらいにまで成熟してきているので、ヴィノクロフも大人の走りを見せてもらいたいもんだけどね。
移動日明けの第4ステージはチームの総合玉で意外な大差が出やすいチームTTだけに、早くも45秒差をつけられたエヴァンスが、4ステージ目にして白旗を揚げてしまうような結果もあり得そうだ。