「インテル守ってる」欧州CL2010 準決勝第2レグ バルセロナ-インテル(1-0)

シュート数15:1、ボールポゼッション76%:24%という極端な数字を見ると、数値の劣っているほうが勝ち抜けたとは到底思えないよね(笑)。
しかしその原因となる、前半28分という早すぎる時間に起こった、バルサのカンテラ出身であるモッタの退場が、かえってインテル勝ち抜けのポイントとなったのはなんとも皮肉な事である。
これにより、それまでボールポゼッションは劣勢ではあったがそれなりに攻めていたインテルが完全に攻める意欲を失ってしまい、DFラインはピッチ1/4の高さからは上がらず、フィールドプレイヤー10人全てが自陣に入って、ボールを奪っても前に走り出すのはせいぜいスナイデルぐらいと、カテナチオここに極まれりというような戦い方で、残りの70分間を貫かざるを得なくなった。
しかし、そこはさすがモウリーニョという守備で、縦に5mも開かない異常にコンパクトなゾーンを鹿島とは違って(笑)必ずPAの外側をキープしつつ細かく上下させ、パスは回させてもドリブルの加速は決して許さず、誰かが前へとマークに出ても最終ラインの頭数は常に揃える流動性を保ち、DFライン裏へのボールは決して集中力を切らさず、GKジュリオ・セーザルが好調を維持して好セーブを連発し、ピケのシュート以外はそれほどの決定機をバルサに作らせなかったのは見事と言うしかない。
バルサは以前にヒディンク率いるチェルシーに、同じような戦法であわや敗戦というピンチを迎えた事があったが、やはりその場合と同様に、フィジカルと高さが勝る相手に徹底的に守られると崩せないという弱点を露呈してしまった。あれだけフリーでクロスが上げられても、やはり中でヘッドが期待できるのがイブラヒモビッチだけでは厳しかった。
もう一方の試合はバイエルンがホームのリヨンを0-3で一蹴し、決勝の対戦はインテル対バイエルンとなった。ともに戦術に強みを持つ名将対決、オリッチやロッベンといった攻撃陣が好調のバイエルンと、守備のインテル。いや、実に楽しみな対決だね。つーか、この対戦を一番喜んでいるのは、決勝の舞台であるサンチャゴ・ベルナベウの住人達だろうね(笑)。

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