「これこそが真の岡田ジャパン?」J1第5節 浦和レッズ-湘南ベルマーレ(2-1)

春先の最近は、公私ともにいろいろと出番が多くてお疲れ気味で、夜は寝落ちしかける事がしょっちゅうなので、軽いレポートが続いてしまって申し訳ないです・・・で、この試合もごく簡単に。
シーズン最初は、状態の悪い岡田ジャパンのように、ただひたすら足を止めてショートパスをつなぐだけの遅攻が目だったフィンケサッカーだったが、ここに来てようやく一つ一つの歯車が噛み合い出したと言うか、本来フィンケが意図していた攻守の切り替えが早いサッカーが出来るようになって来たようだ。
それは、今までは旧浦和的なサッカーの象徴になってしまっていたポンテが、いつの間にかフィンケサッカーのペースに適合するようになった事が大きいだろう。と言うか、今までの不調は何だったんだというぐらいに、浦和の中でも誰よりも走って攻撃を牽引していて、ここでも散々、ポンテはもう無理だと結構ひどい事を書いてしまった不明を恥じるばかりである(笑)。
そして攻守の切り替えが早くなってスペースが出来ると、今までは窮屈そうなプレイに終始していた田中達や柏木の働き場所も出て来るわけで、まだ大きな展開が足りない点については不満があるが、2列目の好調ぶりがチームの結果に反映されている様子。でも、山田直が戻ったらどうするのかな?
とは言え、この試合でもさすがに浦和の終盤は息切れしたように、こういうサッカーのままではJリーグの夏を乗り切ることがかなり難しいのは周知の通りで、そこをターンオーバーで乗り切るのか、スタイルのモデルチェンジを図るのか、成績が落ちてきた時にクラブやサポーターがどう判断するのかというところに注目が集まりそうである。
湘南については、まあ前半の支配されっぷりを考えたら良く1点差で済んだと言うべきか(笑)、ここはとにかくアジエルが戻ってボールの落ち着きどころが生まれないと先に進めない感じだねえ・・・