「シュート練習100本」ACL2010グループG ガンバ大阪-アームド・フォーシズ(3-0)

センターラインに高さのある外国人を揃えて、東南アジアらしくないサッカーを見せるアームド・フォーシズが、試合開始から本来の5番のサンドバーグが1トップのような形を見せて、これは意外な展開になるかなと思ったのだが・・・すぐに案の上のベタ引き。
当然、相変わらずチョジェジンのポストプレイがまともに機能しないガンバはボールを支配はするものの、遠藤の不在で攻撃にタメが無く、二川はプレイにキレを欠き、単調なクロスはことごとく跳ね返されて、ミドルは正面か枠に行かずといういつものパターン。しかし、今朝に見たCLのハイライトで、インテルが見せた目の覚めるようなミドルと比べると悲しくなっちゃうよね(苦笑)。
そうなるとカウンターから失点と言うのがお約束なのだが、今やガンバの大黒柱である明神が相手のカウンターの芽をことごとく潰し、シンプルにボールを運んでアームド・フォーシズにペースを渡さない活躍を見せたことがガンバにとっては非常に大きかった。つーかマジで、W杯でアンカーとして連れて行くなら稲本よりも明神じゃないか?
そして前半の28分に安田が角度の無いところからシュートを決め、後半10分に平井が抜け出して2点目を決めたところで勝負はほぼ決まり。後は、前に出てきて自陣にスペースを作り始めたアームド・フォーシズに対してガンバがどれだけ点を取れるかというところに焦点が移ったのだが・・・これがまたシュート練習のような無数の決定機を外す事外す事。やっとこさ後半のロスタイムに、ゼ・カルロスのシュートが相手DFに当たってコロコロと力ないボールがゴールに転がったのは皮肉なオチだったよね(笑)。
もう1試合の河南対水原は水原が勝って、これでガンバの河南の勝ち点差は2試合を残して6。ガンバ対河南の第1レグが引き分けに終わっているので、まだ河南に可能性は残されているが、ガンバは勝ち点1を取ればOKなので楽にはなった。が、天皇杯王者が2位抜けってのは情けないものがあるので、是非水原を破って堂々と1位で通過してもらいたい。まあ、外人FWがことごとくアレでは2位でも監督を責められないけどねえ・・・