「まずはノルマスレスレのスタート」ACL2010グループF 鹿島-長春亜泰(1-0)

ガッチリと守りを固めて身体能力に任せたカウンターという、もろに鹿島が苦手とするタイプのチームとのACL初戦だったが、何とか鹿島が1-0で勝利してひとまず無事にスタートが切れたというところか。
とは言え、鹿島の核である小笠原と本山を欠いた鹿島の攻撃はお世辞にもスムーズとは言えず、縦へのパスには厳しく当たられてなかなか中盤が前を向けず、基本的にはベタ引きだけどバックパスにはプレッシャーをかけてくる長春に対して、安全にプレイしようとする意識が強すぎて、前半はほとんど鹿島らしい攻撃の形が出来ていなかった。
それでも、ようやく35分を過ぎると長春のプレスが落ち始めて鹿島がゴール前でボールを持てるようになり、そこからのCKを中田がきっちり決めて先制したところは、さすがに鹿島らしい抜け目の無さで今年の鹿島のACLは違うなと一旦は思ったのだが・・・
後半からは当然長春も攻めに出て来ざるを得なくなり、鹿島もこれでスペースが出来てカウンターのチャンスが増えるかなと思ったら、長春とは逆に相手のポストプレイを止められず、個人のキープ力とスピードで中盤の守備網を次々と突破され、相手の詰めの甘さに助けられはしたが、今後はもう少し手綱を締めてかからないとまずいだろう。まあ、その辺は小笠原が言わなくてもやるだろうが。
鹿島の収穫としては、イ・ジョンスの加入で層が薄かったCBの戦力が確実にアップしたところと、途中で足が攣ったとはいえ新戦力のフェリペが、いかにもオリヴェイラ好みな献身性と技術を見せ、時間は短かったがジウトンもポテンシャルの高さを見せ、若手の遠藤も落ち着いたプレイを見せたところで、新戦力や若手をそつなくまとめて来るところはさすがである。
ただ、ACLで優勝するにはチームはもちろんだが個人能力でもアジアレベルを超越する事が求められる。マルキーニョスの伸び代にはもう期待が難しいだけに、興梠や大迫はもちろん、野沢や青木といった中堅選手も含め、もう一皮も二皮も剥ける必要があるだろう。

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