日本サッカーも携帯もガラパゴス

東アジア選手権の結果を受けて岡ちゃんの解任機運が高まる中で、ヒディンク監督がロシアとの契約を延長しないとのニュースが入り、Twitter(私もあんまりサッカー話してないですが一応やってます(笑))などでも喧々囂々の話題が繰り広げられてましたが、結局トルコ代表監督に決まったようですね。
韓国を見ても分かるとおり、ヒディンクはあまりに際立った勝負師であるがゆえに、その後のチーム成績がヒディンク時代に比べると見劣りする結果になりやすく、それゆえに「後にはぺんぺん草も生えない」だとか「最後の劇薬」などと言われ、日本には来ないほうがいいという意見もかなりあるようです。
が、個人的には、岡田ジャパンがここまで来てしまったのなら、韓国の後釜でシャクではあるけど来て欲しかったな、というのが正直なところです。
日本の携帯市場は、とにかく高機能を求める日本人の嗜好に合わせ続けてきた結果、ほどほどの機能でとにかく低価格を求める世界の市場と乖離した、ガラパゴス市場と揶揄される状況になっていますが、今の日本のサッカー界も、ひたすら内側を向いてしまっている点では同じ事だと思うのです。
岡田ジャパンは、オシムの「日本サッカーの日本化」を歪曲して捉えた挙句、ひたすら落ち着きが無いチビッ子サッカーと心中しようとしてますし、選手は選手でそんな自己満代表に選ばれるために出場機会を求めてJに帰ってくるし、才能がある若手は経験の無い指揮官に率いられたユース世界大会で結果を出せずにJの中でくすぶり、協会上層部はスポンサーのご意向第一でW杯での結果は二の次という状態。
若年層の移籍に関しては、スペイン在住のジャーナリストである小澤一郎氏もTwitterで指摘してますが、国際的な現在の移籍市場の仕組みと言うものを理解している日本のJリーグ関係者はどれだけいるのでしょうか。
これだけ全て閉塞した状況なら、日本の政治同様に外圧やショック療法によってでも、刺激を促す必要があるのではないかと思うのです。
ヒディンクで焼け野原、結構な事じゃないですか。このまま茹で蛙で死を待つよりも、同じ落ちるなら素早く、しかし花火はしっかり上げてから落ちるほうがはるかにマシというものですよ(笑)。