「長谷部で同点・・・」ドイツ・ブンデスリーガ第20節 HSV-ヴォルフスブルク(1-1)

フェー監督が解任され、ケストナーコーチが暫定監督として初めて指揮を執った試合。相手は、ファン・ニステルローイの移籍が決定した事で注目を集めているHSV。
HSVの試合は、高原がいた頃には良く見ていたのでスタジアムの応援歌とか懐かしいけど、あの当時のメンバーからはほとんど変わってしまってたね・・・
さてヴォルフスブルクだけど、アウェイというのもあるんだろうが、明らかに戦い方が堅く守ってカウンター、というスタイルで固めることにしたようで、上がりたがりのSBリーターも攻めあがる事無く、長谷部も比較的中央に絞ってバイタルをケアする場面が多く、1ボランチのジョズエの両脇スペースを攻められまくっていた弱点をカバーしようとする狙いが感じられた。
そして34分には、ジェコがマークをトラップで抜き去り、鮮やかな先制点を決めたまでは完全にヴォルフスブルクの狙い通りではあったのだが・・・
後半になるとヴォルフスブルクはDFラインが上げられなくなってしまい、試合はほぼHSVがタコ殴りしているだけの有様で、ヴォルフスブルクは相手のシュートミスやGKレンツの必死のセーブで何とかしのぐだけ。
試合はそのままロスタイムに突入して2分を経過し、あと数秒でヴォルフスブルクが奇跡の勝ち点3をゲットか、と思われた瞬間、PAの外で長谷部がファールしてしまいHSVのFK。トロホウスキーが放った無回転のボールはコースこそ甘かったが鋭く落ちてレンツの腕をすり抜け、土壇場でHSVが同点に追いついて終了という劇的な結果に。
長谷部は久々のフル出場で、持ち前の運動量で最後までサボらずに働き続けていたけど、最後のファールは微妙な判定だったとは言えちょっと不用意だったかな。まあ、まともな監督ならあのプレイだけで長谷部を外したりはしないだろうけど、長谷部にとってもチームにとってももったいないプレイだったねえ。