「オランダ戦の日本はこんな感じ?」天皇杯2回戦 G大阪-流通経済大学(5-2)

モチベーション高く、格上の相手に対して果敢な攻めを見せるも、個人能力の差と1つのミスが命取りとなって失点を重ねて敗戦という意味では、ガンバから見た流経大は、ちょうどオランダから見た日本のような位置づけだったのかもしれない。
流経大は、浦和の特別指定選手の宇賀神を中心としたパスワークとサイドチェンジが冴え渡り、特に前半は下平のサイド狙いがズバリと的中、先制点もそこからのクロスに対してゴール前へと4人が飛び込む見事なゴールだった。が、やはりサイドを中心とした早い攻め上がりの組み立てだけでは苦しく、ガンバが後半に下平を高木に変えてからは得意の形が押さえ込まれ、流経大の抵抗はそこまでとなった。
ガンバは相変わらず二川が好調で1トップのペドロの下で縦横無尽の働きで、この試合でもガンバの逆転の原動力となっていた。遠藤と橋本がいなくても、とりあえず二川を気持ちよくプレイさせていれば勝てる感じかな。
と書いてみると、攻めのパターンが同じな事と、最後は息切れしてしまうところまで岡田ジャパンと一緒だよなあ(笑)。次のトーゴ戦では、相手の一発ロングボールへの対処を強化しているみたいだけど、W杯予選で敗退が決定してしまった相手なので、勝敗よりも個人で負けない姿をとにかく見せて欲しいところだね。