「中村ボランチは企画倒れ?」リーガ・エスパニョーラ第6節 ビジャレアル-エスパニョール(0-0)

ご存知のように、ボランチで先発しながらも、味方に退場者が出てしまったためにわずか前半での交代となってしまった中村だったが・・・正直言って、ボロが出ないうちの交代で良かったのかもという気持ちを持ってしまった。
おそらく、普段ボランチで出場しているデラペーニャと中村の持っている資質が似ていることから、中村をボランチに置こうという発想が出たのかもしれないが、その試みは十分試す価値があるにしても、まだまだ中村自身がボランチとしてのプレイを身につけなければならない点が多すぎると痛感せざるを得なかった。
ボランチの場合、ある意味では「動いてはならないポジション」であって、中盤のバイタルエリアという重要な場所にいるのだから、その場所から動く場合は、ボールに触ってきっちりつなぐか、マークに行った選手に体を当てて最低でも前にパスを出させないといった仕事を確実にやり切らなければならないのである。
しかしこの試合での中村は、やたらと前に行ってはあまり有効でないプレッシャーをCBにかけに行ったり、退場が出た場面でもセナに対する注意が遅れて後手を取ってしまい、そこからスルーパスを出されての決定的な抜け出しに対して手で止めたために起こったわけで、プレイの判断や注意力がボランチに求められるそれとは随分かけ離れてしまっていた。
攻撃でも、セルティックでのプレイのように、早いタイミングではたいてパスのリズムを作ろうとしていたのかもしれないが、とにかくアウェイで早く攻めきる事を考えていたチーム全体の意思からは残念ながら浮いていたと言わざるを得ない。
試合解説の安永聡太郎氏は、さすがにスペインでの経験があるだけに中村の姿勢には苦言を呈していたが、今までも自分のスタイルをなかなか変えないところがあるだけに、その声がどれだけ中村に届いているのかは微妙なところだろう。
もしかするとあと2~3回はこの布陣でのテストがあるかもしれないが、その短い間にどれだけ結果を出せるのかに注目だろう。

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