「外国人FWとは」欧州CLグループD ポルト-アトレチコ・マドリー(2-0)

前回見たチェルシーとの試合では、ポルトのフッキは1トップで出ていたのだが、今回は3トップの右というポジションでの先発だった。
スペインリーグに対する一般的に認識と言えば、ポンポンとパスを回して攻撃的というのがパターンなのだが、実際は欧州のどこのリーグであってもそんなサッカーをやっているチームはほんの一握りであって、下位のチームはとにかく守備をきっちり固めて攻撃は一発狙い、というのが現実である。
CLにおけるポルトもまさにそんなサッカーになっており、この試合ではホームという事もあって多少はラインを押し上げる格好にはなっていたが、SBが上がる場面はほとんど無く、ボールを奪うととにかく素早くFWに長めの縦パスやサイドチェンジを出し、そこから手数をかけずに攻めきるという攻撃に徹していた。
つまりそれは、現在のエスパニョールとCLバージョンポルトのスタイルが良く似ていて、フッキと中村はほぼ同じポジションになっているという事でもあるのだ。
そういう観点からフッキの仕事を見ると、基本的には右サイドの張った状態で待っていて、ボールを受けるとドリブルで個人勝負を仕掛けてシュートまで持って行くのが第一で、マークがきつければ体全体でスクリーンしながらボールをしっかりとキープして味方に渡すという、見事なまでに中村とは対照的なプレイ振りであった。
先制点も、オフサイドラインギリギリでサイドへと飛び出したフッキがそのままボールを持ち込んでシュート、ボールは跳ね返ってフッキのところまで戻り、それをダイレクトで打とうとしてカスったところで今度は中央にいたファルカオにパスし、ファルカオがヒールで押し込んだもので、まずはシュートというフッキの選択肢にDFが釣られた事で生まれたのは間違いない。
まあポルトの場合は攻撃のかなりの部分でフッキの力強さに依存しているところがあり、中村がどう頑張ってもフィジカルでフッキに及ばないのは明らかだが、外国人助っ人であるからには、これぐらいの影響力をサポーターやクラブが期待しているのだという事を、肝に銘じておかないといかないのは確かだろう。

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