「やっぱり脱中村は正解?」国際親善試合 日本-ガーナ(4-3)

前回のエントリーで熱が下がったと書きましたが、実はあれからさらに高熱が出てしまいまして、再度検査してもやっぱり陰性だったのですが、とりあえずは何日か安静することになったので、しばらくは更新が滞りがちになると思いますのでご容赦ください。
と言う、頭がまだぼんやりした状態で見ていたガーナ戦。
前回のオランダ戦でのエントリーで、あえて刺激的に「中村的サッカー観からの脱却」と書いたのだけれど、まさか本当に中村が交代してから3点取って逆転するとは思わなかったね(笑)。
まあ、W杯出場を決めてから中2日という完全親善試合モードで、本気らしきものが出たのは後半開始から20分ほどで、ちょうど中村が交代してからガーナの足が完全に止まってしまった部分は差し引かないといけないんだけどね。
それでも、ガーナの得点はPKとロングボールから個人能力だけで取った3点、日本の得点はパスが相手に当たったこぼれ球を押し込んだものと、高い位置で奪い返したボールを玉田が角度の無いところから決めたもの、岡崎の飛び出しに稲本からの速く鋭いシンプルなクロスがどんぴしゃで入ったもの、最後は稲本のミドルと、日本得意のパスを何本も回してSBが上がるのを待ってからクロス、という形からのものが全く無かったのは単なる偶然ではあるまい。
結局、日本がドイツ並の高さがあるのなら別だが、サイドやCKからふんわりしたボールを何本上げてもまず点にはつながらないし、そもそも今日のガーナが狙っていたように、日本の遅いスピードのサイドチェンジだとボールを蹴ってからでもアフリカ勢は追いついてしまうわけで、FWの弱い日本が世界相手に戦うためには、やはりいかにして早いタイミングでの2列目の飛び出しを生かすかにかかっているのではないかと思う。
誤解の無いように言っておくが(笑)、私はWOWOWに加入したぐらい個人的には中村のファンなのだが、全員がイケイケのセルティックのようなチームだと中村の落ち着きはプラスになるのだが、パサーだらけの日本に、特に調子が悪い中村が入るとかえってマイナスのほうが大きくなってしまうのだ。この試合では中村憲の飛び出しが目立っていただけに、本家中村にはそれ以上の動きが出来るようにならないと、本気でスタメン落ちがあり得るかもしれないよ。
つーか、それよりもこの試合の問題は一発のボールで2点を奪われた守備陣だよね。闘莉王 のポカはいつもの話だとして(苦笑)、中澤がかなり心配だよなあ・・・これが単に調子を落としているだけならいいけど。そして、どうしても1対1のスピードで振り切られてしまうのであれば、トルシエ時代に対アフリカ勢には効果的だったように、オフサイドトラップを活用する手も考えたほうがいいように思う。
・・・と、この辺で力が尽きたので今日のところはおしまい。また後日何か付け足すかも(笑)。