2009年9月

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「点取り屋の不在」リーガエスパニョーラ第5節 エスパニョール-シェレス(0-0)

ホームで最下位相手にスコアレスドローと聞けば、かなり内容的にしょぼかったように思われるが、前半の初めにあった決定機をきちんと決めていれば、それほど苦労する試合では無かったはずだ。 しかし、そこで点を決め切れなかったことで、それ以降は完全にスペースを塞いでしまったシェレスに対して攻めの糸口が見つけられず、エスパニョールのビルドアップは相変わらず連動性が無く、誰かがボールをもらいに引いてくる動きをして […]

「明確なアキレス腱」J1第27節 浦和-横浜Fマリノス(1-2)

2失点とも、闘莉王と鈴木の単純なミスからだっただけに、浦和にとってはもったいない敗戦ではあったが、内容からすると妥当な結果と言わざるを得ないのは確かだろう。 何度も書いているように、今年の浦和の弱点は実にはっきりしていて、まず1つは中盤のパス展開力。鈴木はもともとそういう選手じゃないし、阿部も技術はあるのに相変わらず視野が狭い。なのでポンテが下がってパスを展開しないといけないわけで、1点目のポンテ […]

「ビックリのエヴァンス」自転車世界選手権2009 男子エリートロード

いやしかし、まさかエヴァンスが勝つとはね・・・ それにしても、テレビをつけたらいきなり新城が逃げ集団の中に入っているのが中継されていてビックリ。今年のコースは近年屈指の難コースだったせいもあって、新城自身は残り3週でリタイアしてしまったようだが、ツールでの活躍に続いてのこの快走は、プロ選手として素晴らしいアピールになった事だろう。そして別府選手のほうは5分遅れでの完走に終わったが、ワンデイレースの […]

「文字通りの崩壊」J1第27節 鹿島-名古屋(4-1)

うーん、鹿島はいったいどうしてしまったんだろうね・・・ わずか試合開始5分で、ケネディの高さに岩政がかぶってブルザノビッチに先を取られてからの失点だったし、2点目も内田と曽ヶ端の息が合わずにみっともない失点、4点目も曽ヶ端から内田に渡ったボールをヘディングでブルザノビッチに渡してしまった超凡ミス。 もちろんミスだけじゃなくて試合の内容的にもひどいもので、まるで油が足りなくてギシギシ言っている機械の […]

「一歩後退、半歩前進の中村」リーガ・エスパニョーラ第4節 エスパニョール-マラガ(2-1)

昨日は自転車世界選手権タイムトライアルも見たかったので、中村が途中出場してからの観戦。しかしそれにしてもカンチェラーラ強すぎ・・・ 中村が欠場したデポルティボ戦でチームがリーグ初勝利を挙げ、その試合で先発した選手が当然ながらこの試合でもスタメンとなり、怪我明けの中村はベンチスタートという一転してピンチな立場になってしまったわけだが、その危機感が少しはプレイに現れていたようで少しほっとしたところ。 […]

「中村憲という差」ACL準々決勝 川崎-名古屋(2-1)

とうとう始まったACLの日本勢対決の準々決勝。川崎ホームの国立での試合は、まず川崎が2-1で最初の90分を折り返した。 試合の内容的には、最近のJでの成績を見ても分かるように川崎のほうに若干分があったが、名古屋はケネディの頭という分かっていても止められないウェポンが炸裂、28分にまんまと貴重なアウェイでの先制点を手に入れることに成功した。 川崎はその後も何度かあった決定的なシュートチャンスをことご […]

「やっぱり最後が肝心」J1第26節 磐田-京都(3-0)

さすがにリーグで中位をキープしているチーム同士の試合らしく、どちらも比較的攻撃がスムーズで見ていてそれほどストレスを感じない試合ではあった。 それでもこれだけの点差がついてしまったのは、やはり決定力と集中力。 特に前半はどちらかと言うと京都のペースで、アウェイらしくやや引き気味の守備からディエゴのキープと柳沢の飛び出しを軸とした鋭いカウンターを何度も見せたのだが、シュートを打ってもゴールは決まらず […]

「フッキ健在」欧州CLグループD チェルシー-ポルト(1-0)

アンチェロッティが監督に就任してからリーグ戦で5連勝と絶好調のチェルシーだったが、CLホーム開幕戦ではポルトに対してかろうじて辛勝という冴えないスタートになった。 チェルシーは昨季のバルセロナ戦での暴言によりドログバが出場停止で、2トップはアネルカとカルーという組み合わせになったのだが、アネルカもカルーもポストプレイはいまいちで、エシエンが何度も楔のパスを入れようとするのだが、雨で滑るピッチ状態も […]

欧州CLグループB ヴォルフスブルク-CSKAモスクワ(3-1)

つい先日までジーコが率いていたモスクワと、言わずと知れた長谷部所属のヴォルフスブルクという興味深い対戦。もっとも、ジーコは既に解任され、長谷部もロスタイムだけの出場と、ともにこの試合ではほぼ無関係ではあったのだが(苦笑)。 CSKAモスクワは全体的に選手の年齢が若く、やはり日本のように個人経験が少ない選手をジーコが率いるとこうなってしまうよな、という典型的なパターンで、とにかくパスは確実につないで […]

南アフリカW杯欧州予選グループ6 イングランド-クロアチア(5-1)

イングランドのW杯出場がかかったグループ1位2位対決、しかも2年前のユーロ予選で本戦出場を逃した因縁のクロアチアが相手とあって注目された試合だったが、結果はあっけなくイングランドがクロアチアを5-1で一蹴。カペッロ・イングランドの強さだけが目だった試合だった。 イングランドは前線のへスキーとルーニーから始まって、とにかく全員が攻守に渡って汗かきを厭わない。特にイングランドの4点目が象徴的なシーンで […]

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