ツール・ド・フランス2009第13・第14ステージ

下りゴール山岳の第13ステージは、逃げこそ山岳賞狙いの選手では無かったですが、3人の後の4位のポイントをペリッツォーリが地味に拾ってとうとう山岳賞でトップに立ち、フースホフトも厳しいステージを何とかメイン集団の中で乗り切り、カヴェンディッシュに奪われていたマイヨヴェールを取り返しました。
そして第14ステージは平坦のステージでしたが、総合で5分25秒差と比較的上位につけていたヒンカピーが逃げを成功させてしまい、一時は8分以上の差をつけてマイヨジョーヌの交代が危ぶまれましたが、アスタナやAG2rチームが何とか集団を引っ張って最終的には5分20秒の差まで詰めてゴールし、ノチェンティーニが何とかマイヨジョーヌを守りきりました。
ヒンカピーはどちらかと言うとワンデイレーサーなので、コンタドールを上回る総合2位に上がっても、最終的な総合争いの脅威とはならないでしょうが、実は第12ステージで総合4位につけていたアスタナのライプハイマーが手首を骨折したことが判明し、ランスが総合狙いを公言して2トップ状態のアスタナにとては、最重要アシストを失うという状況になってしまいました。
第15ステージは1級山岳ベルビエの頂上ゴール。コンタドールとランスの火花が散るであろう今日の大一番で、ライプハイマーの不在がどういう影響を展開にもたらすのか、予断を許せない状況ですな。
日本人2人については、まだリタイアはしてない状態で何より。今日もゆっくりグルペットでゴールしてくれればいいです(笑)。