「アメリカの恐ろしさ」FIFAコンフェデレーションズカップ2009決勝 アメリカ-ブラジル(2-3)

確かに後半になって2-0から逆転したブラジルの底力は凄いけど、それよりもそこまでブラジルを追い詰めたアメリカの地力に驚異を感じた試合だった。
確かに、アーリークロスのコースを変えて入った先制点の場面では明らかにブラジルはアメリカを舐めていたが、そこからは完全に2バックの状態になって攻め始め、しかしそれでもアメリカは終始コンパクトな2ラインディフェンスを崩さずに耐え忍び、一瞬の隙に2本の長いパスをダイレクトでつないだ完璧なカウンターを決めてしまった実力は決してフロックのものじゃない。
後半になると、さすがのアメリカの組織でもブラジルの個人技を止めることが出来なくなり、ゾーンに空いた穴から守備網が破られる場面が増えて逆転を許してしまったが、ドノバンを除けばそれほどテクニックがある選手が揃っているわけではないのに、統率された組織と豊富な運動量、強いフィジカルがあればここまでやれるという見本だった。つーか、アメリカにリードされて逆転できる岡田ジャパンが想像できないし(笑)。
まあ、国内では決して人気スポーツじゃないアメリカがここまで強いのも、アメフトに象徴される徹底した合理主義があるからじゃないかと思っている。どんなメンバーがいても徹底して同じ戦術、同じスタイルで勝つことだけにこだわる姿は、監督が変わればがらりとスタイルを変えてしまい、「自由」とか「創造性」とかの言葉遊びが強さの物差しに置き換わってしまうどこぞの国とはえらい違いだ。
2006年のW杯では日本と同様に悲惨な結果に終わってしまったアメリカだが、アメリカが出場権を獲得して日本と同じグループになるような事があれば、相当な苦戦を覚悟しなければならないのは確かなようだ。

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