「普通に力負け」イタリア・セリエA第34節 カターニャ-ミラン(0-2)

いかにカターニャホームと言えど、最近好調のミランにそう簡単に勝てるはずも無く、まあ普通に力負けですな。
カターニャは守備の時には森本が一人残って9人で守り倒し、ボールを持ったらマスカーラやマルティネスが前線に上がって来るという形になっていたが、やはり森本一人でミランDFをどうにか出来るはずも無く、森本もエリア外から強引なシュートを1本打ったが、軽くGKに止められただけだった。
逆にミランはピッポが絶好調で、彼自身の得点こそ1点に終わったが、ミランの圧倒的なポゼッションから何度も鋭い飛び出しを見せ、少なくとも4回は決定的なシュートを放つなど、ミランが誇るスターであるカカーを完全に脇役に回す活躍ぶりだった。
森本は、フィジカルやスピードについては十分セリエAのレベルに達しており、ミランのDFもあまり余裕という感じではなくて紙一重で守っている状態だったが、ピッポや途中交代で入ったスピネージに比べるとまだまだゴール前での動き方や体の入れ方などに未熟な部分があるように思う。でも、マルディーニらに気を使わせるプレイをさせているだけでも、全員MFみたいな日本のFW陣に比べると十分頼もしさを感じるんだけどね(笑)。ま、とりあえずはまず残留だ。