「なかなかクレバー」J1第3節 京都-ガンバ大阪(2-1)

ガンバにACL疲れがあったのは確かだろうが、京都のしぶとい戦い振りが印象に残った試合。
京都の布陣はひし形の4-4-2と言いながらも実質はディエゴが中盤に下がった4-5-1で、常に4人のDFラインを揃えてチョジェジンを機能させず、中盤の3人がDFと密に連携しながらガンバの攻撃を絡め取り、ボールを奪ったら素早くサイドに流れるパウリーニョ(怪我で交代後は柳沢)にボールを送る狙いが徹底されており、ガンバが疲れからか中盤のプレスが緩んだと思ったらどんどんと前線に選手が飛び出す積極性もあった。
それでもガンバはポゼッションで圧倒的に優位に立ち、前後半とも途中の時間帯までは圧倒的にチャンスを作っていたが、シュートはクロスバーに阻まれたり水本のアクロバティックなクリアなどもあって、後半30分まで得点を決められなかったのが痛かった。おまけに疑惑のPKと踏んだり蹴ったり。遠藤があそこまでイライラしてたのも珍しい。
開幕前に、京都は後ろが弱いのでは?と書いてしまったけど、中盤の佐藤勇と渡邉、安藤は安定感があり、李正秀はフィジカルと足技を兼ね備えており、ルーキーの染谷もデビュー戦とは思えないほど落ち着いたプレイぶりで、昨シーズンよりも明らかにバージョンアップされている感じ。正直、スマンかった(笑)。
さて明日はいよいよバーレーン戦ですな。相変わらず全く緊張感が無いけど、試合後に緊張が湧き出てくるような事が無く、淡々と2010年を迎えられるような結果であって欲しいところですな。