日本のWBC優勝と千葉のサッカー

昨日はWBC決勝で日本が韓国を破り、2連覇を果たしたようですね。
プロ野球と言うものに愛想が尽きて、とうの昔に野球からは遠ざかってしまっている私ですが、昨日あちこちで携帯テレビに見入っていたり、立ち寄った居酒屋でWBCの話題で盛り上がっているのを見ると、いくらメジャー選手が大量辞退していて世界一決定戦とは名ばかりの大会だったり、アメリカ本国ではほとんど興味が持たれていなかった状況にせよ、この不況下で国民が盛り上がれる話題があるってのは悪くないな、と思わされましたね。
サッカーでは28日にバーレーン戦がありますが、「一般国民」的にはもう出るのが当たり前のようになっているワールドカップの予選、そして今のところ2位安泰という状況では、まあ残念ながらWBCまで盛り上がるって事も無いでしょうね。サッカーファン的には、もちろんアジア予選程度で盛り上がる事態になってもらっちゃ困るのですが(笑)。
そんな事を思いながら、昨日は酔った頭で千葉対川崎の試合を見ていましたが、既にあちこちでも書かれている通り、今時珍しいアレックスの中村憲に対する「便所までついて行く」オールコートマンマークが凄かったですね(笑)。
千葉もそれで勝てればいいのだけれど、開始40秒で先制したのはいいんだけど、結局10人サッカーでは守備のバランスが取れずにプレスがかけられず、ズルズルとDFラインが後退してしまい、後半にはアップアップの状態で何とか引き分けで逃げ切りという有様。
もちろん、「ハレ」のWBCに対して「ケ」のJリーグ、最終的には勝ち点1の差が天国と地獄を分ける自動降格枠3という現実を考えれば、上位チームとの戦いで、相手の良さを消すだけのサッカーに理解が出来ないわけではないけど、ホームでそれをやってしまって結果も出せないってのはプロスポーツとして寂しいですよね。イタリアのプロビンチアでさえ、ホームではビッグクラブが相手でもこの試合の千葉より攻撃的ですよ。
いくらベニテスの下にいたとは言え、一応プレミアリーグから来たのですから、せめてサポーターに夢を与えるサッカーをやって欲しいところですなあ。