スコットランド・プレミアリーグ第28節 キルマーノック-セルティック(1-2)

明日からJが開幕してしまうけど、もう加入するのはこのタイミングしかないので、思い切ってスカパーの海外リーグセットに入ってしまいました(笑)。なので、セルティックの試合を早速観戦。
セントミレン戦とは一転してギリギリ1点差での勝利であったが、劣悪なピッチコンディションとホームのキルマーノックが激しいディフェンスを見せた点に加えて、累積警告で欠場したフェネホール・オフ・ヘッセリンクに代わって先発したサマラスが組み立てで機能しなかった事が大きかったように思う。
サマラスは相変わらずあちこちのスペースへと動き回り、いざボールを受けても足元にほとんど収められなかったので、クロサスもほとんど縦へとパスを出す事が出来ず、もちろん相手のディフェンスも下げられないのでヒンケルがなかなか上がって来れず、中村も中でプレーする機会がぐっと減ってしまった。
クロサスもまだ21歳だから仕方ない面もあるが、プレッシャーが強くなるととたんに存在感が薄くなってしまうのは相変わらずで、かえって中村がボランチの位置に下がった時のほうが思い切った縦パスが出ていたぐらいだった。
そんな中で一人気を吐いたのがオーストラリア代表のマクドナルドで、ビッグチャンスを外す場面もあったが、2得点とも見事なゴール。あまりテクニシャンと言うわけではないし、決定力もそれほど高いほうじゃないが、狭いスペースを細かいステップで抜いていく瞬発力は、W杯予選の最終戦を考えると、こういうタイプに弱い日本の守備陣にとっても脅威になるだろう。まだ年齢も若いし、来期はプレミアあたりからオファーが来そうだね。
しかしオーストラリアは次々とFWが育っていて本当にうらやましいよなあ・・・(嘆息)