スコットランド・プレミアリーグ第25節 セルティック-レンジャーズ(0-0)

昨日はあまりネタも無く、アクションの締め切りが近かったので原稿書きに専念のため更新はパス。で、今日はオールドファームダービーについて。
最近好調のレンジャーズと、いまいち調子に乗り切れないセルティックという状態どおり、セルティックホームでのダービーだったのにも関わらず、試合の流れは完全にレンジャーズのほうに分があった内容だった。
ダービーらしく試合開始直後は激しい縦へのボールの応酬で始まったが、少し落ち着いてからはセルティックがボールを支配。と言っても、セルティックの攻撃はただいたずらにクサビのボールやロングボール、アーリークロスを蹴りだす一発攻撃ばかりで、2人3人と絡んだ攻撃が無く、レンジャーズの固いマークの前にほとんど決定機を作り出す事が出来なかった。
逆に65分を過ぎるとセルティックの運動量が落ちて、早いスピードながらもセルティックよりはよほどコンビネーションになっているレンジャーズが何度もサイドを突破し、幸いにもこの日は大当たりだったボルツのスーパーセーブに救われて失点は免れたが、流れとしては完全にセルティックの負けゲームだったと言える。
中村は日本帰りながらも攻守に走り回り、特に守備で何度も深い位置まで戻ってクリアを見せるなど奮闘はしていたが、最後に阻まれたFKを始めとしてキックの精度はいまいちでミスも多く、何より縦に急ぎすぎる味方とポジショニングやパスが噛みあっていなかった。
もともと、中村のキープやペースダウン、アイデアで攻撃のバリエーションを作っていたチームだけに、ダービーになって中村流のボール回しを忘れてしまうと一気に一本調子になってしまうのがセルティックの常だが、相変わらず全く成長してないなあと。本当に、このチームは中村がいなくなったらどうすんだろ。水野がスケープゴートにされなきゃいいけどねえ・・・