オーストラリア戦に向けてのポイント・キーマン

前回のエントリーで書ききれてなかったところを少し追加。
1週間後に迫った本番のオーストラリア戦に向けて、最も重要なポイントは「自信」という部分だろう。
フィンランド戦でも先制点が入る前と後では全くサッカーの内容が変わってしまったように、とにかく日本に必要なのは「走ればパスが出てくる」「自分が前にオーバーラップしても必ず後ろの選手がカバーしてくれる」という攻守における自信の連鎖であるように思う。
確かにオーストラリアは前線に高さがあって、プレスもフィンランドとは比べ物にならないぐらいに高い位置から圧力をかけて来るだろうが、そこでビビってラインを下げてしまうと、最初の高さは何とか弾けても、セカンドボールを拾われてクロスを上げられたり、ドリブルで突っかけられてファールからFKという日本が最も苦手とする攻撃を仕掛けられてしまう。
ラインを高く保つ事によって、前線からの戻りや中盤とでサンドイッチする守備が機能し、セカンドボール争いをイーブンに持って行ければ中盤のパスからDFライン裏への飛び出しが利いてくるはずだ。
オーストラリア戦のキーマンは、ズバリGK。は当たり前で効果的な対策も無いので置いといて(笑)、やはり先発が予想される遠藤と長谷部のボランチという事になるだろう。
彼らがDFラインと上手く連係を取ってCBの押し上げを促し、セカンドボールを丹念に拾いつつ中村や松井にホットラインをつなぐ、まさに攻守の要、チームのカギとなる役割が求められる。マンUの守備をも切り裂いた遠藤のパスセンス、ドイツで巨漢相手に日々戦っている長谷部の経験、落ち着きに期待したい。