オールドファームダービーでの水野晃樹

正月からいきなり引いてしまった風邪も、昨晩から徐々に体調が上向いてきたので、昨年に録画してあったレンジャーズ対セルティックのオールドファームダービーを見ておりました。
ご存知のように、この試合は中村が出ずに水野が先発していたのですが、既にあちこちのサイトでも書かれているとおり、移籍当初の中村ばりに消えてましたよね(笑)。
オールドファームとなると、いつもは比較的中盤でパスを回すセルティックもいきなり縦に早いサッカーになってしまい、今までとは全く違うプレイスタイルに適応する必要が出てくるんですが、当然やっと出場出来るようになった水野にそんな対応が出来るわけはなく、動き出しや判断の遅さ、中途半端な守備とポジショニングで、任されていたセットプレイの場面以外はほとんど攻撃に絡めませんでした。
特に気になったのは、同サイドでヒンケルなど後ろに位置する選手がボールを持った時のポジショニングで、水野はタッチラインに沿った縦の位置に立ってボールを待っている事が多かったのですが、レンジャーズは常に縦パスのカットを狙ったポジションを取ってますし、動かずに立ったままボールを受けようとしても、あっという間に後ろからボディコンタクトをかけられてロストするのがオチです。
後ろで味方がボールを持ったら、相手のSBの裏を狙っていち早く動き出すか、ダイアゴナルの動きでパスコースを作りながら走ったままボールを受けるプレイをしないと、あれじゃいつまで経ってもパスは来ませんよ。
まあ、中村も最近まではダービーで活躍する事が出来ませんでしたし、ダービーとなるといつもより3倍頭と心臓の回転数が上がるDNAが体に組み込まれている彼らと現時点で差があるのは当たり前ですが、サポーターやチームに本当に認められるためにはダービーという試験をクリアーする必要があるのも確かで、まずはとにかく内容よりも結果を出してほしいところですね。