代表メンバー発表とCLのリバプール

そういや昨日シリア戦に向けた代表のメンバー発表があったようですね。
メンバーを見ると案の定香川は召集されちゃったみたいで、U-19でも最初はコンディション不良で出られず、ようやく回復してプレイしたと思ったら大事な準々決勝を前にして中東から帰され、今度は単なる親善試合に召集ですか・・・それならそのまま中東にいたほうが良かったんじゃないの?と思いますよね。
香川にドリブルを期待するのなら興梠だっているのに呼ばれて無いし、CBはベテランばかりで層が薄いのに森重や青山を呼ぶ気配も無いしで、相変わらず将来を見据えたグランドデザインがありませんなあ。まあ、現状のチームにさえデザインらしきものが無い状況では何を言っても唇寒しなだけなのですが(苦笑)。
てな鬱話は置いといて、昨日はCLのリバプール対アトレチコ・マドリーの試合を見ていました。しかし、JSPORTSでやってくれるCLの試合はいつも目玉のカードをきっちり外してくれますよね・・・
試合の序盤は互いにリスクを犯さないパス回しで見ていて退屈だったのですが、アトレチコがワンチャンスで得点してからはリバプールの猛攻が始まり、しかもクロスやミドルをいくつ打ってもアトレチコに跳ね返され、アッガーは3度の決定機を決められず、最後はお情けのようなPKをもらってやっと同点と、実に親近感を覚える内容でした(笑)。
まあ、決定力はともかくとして内容はやはりどっかの代表とは段違いで、特にコンパクトな中盤で、足元にぴたりと10mは距離があるワンタッチパスや浮き球パスをノーリスクで通すところは、まずJの試合では見られない光景です。
今号のNumberで日本選手は走る距離が足りないとオシムが語ってましたが、日本の場合は中距離パスの交換でボールキープが出来ないので、どうしても攻撃時に人が偏ってしまい、それゆえにボールを奪われるとまた長い距離を走って戻らざるを得ないので、氷と水の中の水分子の動きの差みたいになっちゃうんですよね。
運動量も押し上げも足りない状態で0トップのムービングフットボールをやるという矛盾に挑みつづける岡田ジャパンですが(笑)、せめてCLレベルとは言わないまでも、ガンバ程度のパスワークが出来るようになってくれればもう少しマシな内容になるとは思うんですがねえ。