J1第30節 大宮-千葉(2-1)

いやしかし、最近はブンデスなんかを見るよりJの試合を見る方がはるかに楽しいね(笑)。
そんなJの中でも今節一番の裏天王山がこの試合。大宮は6連敗中、対する千葉は6戦負けなしと実に対照的な最近の成績。
大宮はここで負けてしまうと本当の崖っぷちに立たされてしまうとあって、ホームの大声援をバックに火が出るように千葉を攻め立てる。と言っても無謀にやたらと攻め上がるのではなくて、コンパクトな陣形を保ちつつ中盤をダイレクトでつなぎ、千葉のSB裏のスペースを素早く使う非常に理詰めの攻めになっていて、思わずほう、と感心してしまう。
しかし千葉も大宮の執拗なサイド攻撃に対して辛抱強く守り続け、大宮の決定力不足もあって厳しい時間をしのぎきると、逆に19分に大宮DFの縦パスを深井がカット、その折り返しを谷澤が見事なコントロールでゴール墨に流し込んで千葉が先制してしまう。
大宮はこの失点で一瞬攻めのペースが緩んだが、すぐに気持ちを盛り返して反攻し、35分に何度も続いたセットプレイから、最後にはゴール前でのサイドチェンジのボールを小林大悟が綺麗に決めて同点に追いつき、後半2分にはラフリッチがゴール前で倒されたのが微妙な判定でPKになり、とうとう大宮が逆転する。
後半も15分を過ぎると両チームの運動量が落ちて中盤にスペースが空き始め、交代選手も次々に投入されてゴール前での攻防が続くようになるが、なかなか決定機を作るところまでは持ち込めない。
42分にPA内へと抜け出そうとした深井を波戸が後ろから倒してしまって一発レッドで退場するが、PAすぐ外からのFKはボスナーが壁にぶつけてしまい、その後の千葉の猛攻も大宮が守りきってノルマの勝ち点3をゲットして終了。
何より最後まで運動量と集中を切らさなかった大宮の組織力が見事で、何でこのチームが6連敗して残留争いをしているのだろうと思ってしまうのだが、ラフリッチが身長が高い割には空中戦が強くなく、今までのようにロングボール主体の攻めだと厳しかったのだろう。今日の試合のようにロングパスじゃなくてPAに近い位置から足元へとパスを出して体の強さを活かした攻めが出来るようになれば、残り4試合を五分以上で乗り切れるかもしれない。
千葉は新居を1トップにして中盤を厚くしたカウンター狙いだったが、あまり新居が機能していたとは言えず、カウンター中心でアウェイをしたたかに戦うのがヘタクソな日本の事情をミラー監督がよく理解していなかったのかもしれない。PKの判定に監督が不満を述べているようだが、それ以外の判定は家本主審とは言えおおむね妥当で、内容が反映された結果だと思う。残りの対戦はチーム力が上向いているチームが多いだけに、相手に負けない気迫を見せて行かないと厳しそうだ。

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