スコットランド・プレミアリーグ第7節 セルティック-アバディーン(3-2)

この試合の後のミッドウィークに行われたCLでは、セルティックがビジャレアルに敗れてしまったそうだが、この内容じゃそれも仕方ないなと思われるような危うい試合だった。
ホームのセルティックは、いきなりサマラスのドリブルが止められたところをつないでフェネホール・オフ・ヘッセリンクが押し込んで先制したのはいいのだが、その後はボールを支配すれどもなかなか前線とうまくタイミングが合わず、コンパクトに守るアバディーンの守備をなかなか崩せずに追加点が取れない展開が続く。
セルティックのはボールをキープ出来ているとは言え、相変わらず選手間の連係はチグハグさが目立ち、PA横左でボールを受けようと思った中村が上がってきたネイラーに倒されてしまうなど、あちこちでポジションがかぶる場面が見受けられ、逆に一貫して選手間のバランスを保たれているアバディーンにボールをカットされてパスをつながれてしまう場面も多々あった。
案の定、後半11分にアバディーンの右からのクロスに対してファーには誰もマークが入っていなくてフリーでヘディングを決められてしまうと、18分にはゴール正面でローフェンスがファールを与えてしまい、マルグリューにこの試合2点目となるFKを決められてしまう。
セルティックはここからマクドナルドを入れて4-3-3の3トップでアバディーンを攻め立て、残り10分でマクギーディの絶妙なクロスにマクドナルドが頭で合わせて同点、89分にはまたもマクギーディのクロスがゴール前で交錯したところをフェネホール・オフ・ヘッセリンクが押し込んで逆転に成功。これでセルティックは何とか勝ち点3をゲットした。
前の試合から考えても、まだセルティックはチームとしての戦い方が形成されておらず、マロニーもクロサスもポテンシャルはあるんだけどうまく流れに乗れていない印象は変わらず。まだサマラスが点を取ってるからいいけど、FWというものはいつかは必ず調子を落とすわけで、そうなった時にチームを立て直せるのかどうか怪しいところだねえ・・・