ドイツ・ブンデスリーガ第6節 フランクフルト-ビーレフェルト(1-1)

ようやくブンデスリーガの戦評をアップ。
フランクフルトの試合は高原が出場していた時以来久々に見るのだが、まあ相変わらずフランクフルトはフランクフルトだなという第一印象(笑)。
フランクフルトの守備にはほとんど連動という概念がなく、相手にボールを奪われても後ろは突っ立ったままでただポジションにいるだけなので、1対1で負けたりマークを外してしまったりするとあっという間にDFラインの裏を取られて大ピンチ。そんでもって6分に軽くサイドを破られて角度の無いところからループ気味のシュートを決められ早々と失点。
しかしホームでは謎のエンジンパワーが発揮されるのもまたフランクフルトらしいところで、ここからいきなり各選手の攻撃への切り替えが早くなり、お世辞にもパスワークがいいとは言えないビーレフェルトのミスにつけこみ、オクスやケーラーらがサイドをガンガン駆け上がってビーレフェルトを圧倒、シュートの雨を降らすものの相手GKの大当たりと決定力不足で得点にはならず、時間はそのままどんどん過ぎていく。
そしてビーレフェルトが完全に引いてしまって打つ手がなくなったかと思われた87分に、右サイドからのクロスを味方が頭で流したボールがビーレフェルトGKアイルホフのとどかぬコースに飛び、そこに逆サイドから飛び込んできたケーラーが頭で流し込んで、何とかフランクフルトが最後で同点に追いついて試合終了。
この試合では先発フル出場を果たした稲本も相変わらずで、一度惜しいダイレクトミドルはあったものの、攻撃に参加した機会はそれを含めて3度ほどで、他の選手が上がりまくってるという面はあるんだけど(笑)試合中は中盤の底に位置したままほとんど動く事がなく、守備でのいいアタックがあるかと思えは自陣でボールを奪われた時に歩いて眺めていた場面があったりと、いつも同様にスイッチのON/OFFが激しいプレイ振り。
それでもフランクフルトの他の選手に比べると技術があるので、プレスを受けながらもボールキープをして効果的なミドルパスを配球していたが、監督がそこをプラスに評価してスタメンで使ってもらえればいいんだけどねえ。