ヤマザキナビスコカップ準決勝第2レグ G大阪-清水(2-3)

9月に入ってフジテレビ739を視聴契約したので早速有効利用(笑)。
清水がガンバを下して決勝に進出という結果になったが、清水が良かったというよりも、公式戦8試合連続で勝利が無いというガンバの出来の悪さがとにかく目に付いた。
もともと、戦術的にどうこうしようというチームではなく、あくまで個人の技術の高さとコンビネーションでボールポゼッションし、攻撃の厚みと同時に守備の負担を低減する事で結果を出して来たチームなだけに、出場停止や移籍、代表召集で山口・バレー・遠藤と後ろから前までの柱が一本ずつ抜けてしまっている状態ではどうしようもない。
しかも、CBの守備面での不安から3バックにしたのだろうが、これでさらに中盤がスカスカになってしまい、清水の3点目の場面ではDFに対してFWがプレスをかけに行ってるのはいいが、そこから中盤にフィードを出され、広~いスペースで下平1人がプレスをかけようとして簡単に交わされ、市川のサイドが完全にフリーになって折り返しを受けた枝村にも当然誰もが後追いでチェックが間に合わず、やすやすと追加点を決められてしまった。
ロニーが点を取ったことはほんの少しだけ明るい材料ではあるが、選手がどうプレイしていいのか分からない自信喪失状態ではリーグもACLもほとんど絶望的である。もしこのまま西野監督でガンバスタイルを貫くのであれば、手っ取り早く即戦力を引っこ抜くか、このまま結果を度外視して、若手の経験とコンビネーションを育てていくしか無いだろう。
これで決勝は大分と清水の対戦となった。判官びいき&Jリーグ拡大論者の私としては大分が勝って九州が盛り上がるほうが嬉しいが(清水ファンの方すいません)、それよりも今期のJに旋風を巻き起こしているシャムスカサッカーが大舞台でどういう試合を見せてくれるのかが楽しみだ。