いよいよ明日からJリーグ開幕

明日から、いよいよお待ちかねのJリーグが開幕しますね。
J1の優勝争いについては、大方の予想通り浦和、ガンバ、川崎、鹿島の4強の争いになるでしょうが、この中で一番足元を掬われそうなのは、ACLと五輪で疲労がたまるであろう鹿島のような気がしますね。ガンバは、まだそういう部分の経験があるので大丈夫な気がしますが、さてリーグが始まったら実際はどうなるでしょうか。
さて、昨日のセルティックのCLについて、住田さんからメールをいただきました。

バルサ戦の中村についてです。
基本的にはおっしゃる通りだと思います。期待の裏返しもあるだろうし、(私が何か言うまでも無く)ガゼッタさんも分っていて書かれているのだとは思うのですが・・・でも、ちょ~っと評価が辛いと思いました^^; すいません、中村俊輔ファンなもので^^ゞ
バルサを前にして、パスミスを連発させていたこの日のチーム(他のメンツ)の出来を考慮するならば、中村俊輔はよくやっていたと思います。ガゼッタさんもよくご存知の通りですが・・・
リーグ戦ならともかく、メッシやカカのように個人の力のみでDF(しかもプジョルやらザンブロッタやらです)を突破することは中村には出来ません。
たしかにバックパスや横パスは多かったですが、それでもバルサを相手にほぼノーミスでボールをつなげていたのは中村だけです。レベルの差はありますが、仮にマクギーディをカカに例えるなら、中村のプレースタイルはピルロにとてもよく似ています。
たとえば、もしも中村の代わりにピルロをトップ下に置いたとしても、”この日のセルティック”の中ではそれほど大きな仕事は出来なかったように思うのです。つまりピルロと同様に、中村はコンビネーションの中にこそ活きるタイプのプレーヤーです。中村が活躍する為には、どうしてもある程度チームのポゼッションが必要です。自分も味方(複数)も良いポジニグをとって、ボールを持てるようなシチュエーションにあってこそ最大に威力を発揮します。
はっきり言ってしまえば、鬼のポゼッションを誇る”バルサ”を相手に”セルティック”の中村がガゼッタさんの期待に応えるだけの活躍をするのはちょっと無理なように思います。カンプノウでこの日の中村以上のことを出来る日本人がいるとしたら、ペルージャ~ローマ在籍時代の中田英寿くらいじゃないでしょうか。まぁ、それはあんまり関係ないか^^;
この試合の中村のプレーで一番気になったのは、PAでボールを持った2度のシーンです。あまりにもあっけなく、パスミスで相手にボールを渡してしまいました。湯浅さんじゃないけれど、積極的に自分でゴールを狙いにいって欲しかったですね。はじめからパスありきでプレーを選択していたように思います。こういうプレーをしていては、この日の中村を「巧い」と感じても「怖い」とは感じられないですよね。
あ、もしかして、このあたりのプレーも含めてのガゼッタさんの中村評なのかしら・・・でも十分ではないかもしれませんが、あの”バルサ”を相手にしてそれなりのプレーは見せていたと思うのです。
ガゼッタさんがおっしゃる通りで、こんなところで満足してもらっては困ります。経験を糧に伸びていく努力型の選手ですから、どうか中村俊輔のこれからに期待してくださいませ。

おっしゃる通りで、あえて中村には厳しい書き方をしてみたのですが、やはりセルティックの選手全体を含めて、失うものが何も無い立場を活かしてもっともっとリスクにチャレンジして欲しかったと思うのですよ。
ピルロとの対比についても、アーセナル戦でのピルロのほうが、中村よりももっと厳しいプレスの中で前を向く意欲を持っていましたからね。代表の中で、あれだけ中村憲が重宝されているのも、国内組の中盤で唯一前を向いてプレイ出来る能力を持っているからこそであり、そういう姿勢を見せることで中村もさらにセルティックに愛される選手になると思うのです。
とにかく、中村の中で今は楽しさよりも悔しさがこみ上げてきていると期待したいですね。