欧州CLベスト16第1レグ アーセナル-ミラン(0-0)

結果こそスコアレスドローだったが、いやとにかく未だかつて見たことが無いほど密度の濃い90分間で、体調不良の身にはげっそり堪える試合だった(笑)。
今世界で最も「ボールと人が動くサッカー」をやっているアーセナルだが、この試合ではCLのグループリーグよりもさらにパワーアップした攻守の切り替えと運動量を見せて、特に前半はミランをボールポゼッションで圧倒する内容を見せていた。
ミランもさすがにアーセナル相手では気を抜けず、普段のリーグ戦よりもずっと高い集中力でアーセナルの攻めを鋭い読みと体の寄せ、相手をいなすパスワークでアーセナルの高いDFラインの裏を狙ってカカーやパトを走らせる戦術で対抗していたのだが、無失点で切り抜けた後の後半開始直後、そして疲れが出た後半最後にはアーセナルの攻撃を防ぎきれずにシュートの雨を浴びてしまった。
しかし、ロスタイムのアデバイヨールがバーに当てたヘッドを始め、アーセナルに少なくとも3回はあった決定的なシュートが決まらず、ミランにとっては内容からすると上々の結果、そして当然アーセナルにとっては非常にもったいない結果に終わった。
一応形の面ではアウェイを無失点で切り抜けたミランが有利という事になるが、サッカーの質や運動量でアーセナルのほうが上位にいるのは間違い無い。ただ、大舞台での経験という面では今のミランに比肩し得るチームはおらず、そのバランスが勝負を決める鍵になって来るのは間違い無さそうだ。
それにしても代表を見た後にアーセナルを見ると、とても同じ方向を向いているチームだとは思えないよね(苦笑)。パスワークの速さと正確さはもちろん、ポストをするFWにボールが入ったら次の瞬間には2列目・3列目が全てボールを追い越している切り替えの速さ、短いパスの合間にはサイドチェンジやFWの飛び出しに対応したフィードが組み合わされ、時にはエブエが怒涛のドリブルで切れ込み、CBのギャラスがゴール前まで走り抜けるダイナミズムは、ダビンチと3歳児が書いた絵の差ぐらいに完成度や奥行き、鋭さが違う。
最近は岡ちゃんに厳しい事ばかり書いているけど、こういう試合を見てしまうと「ショートパスで世界3位」と聞いても、何寝言吹いてんだとしか思えないんだよね(笑)。もしどうしても岡田色を出したいというのであれば、まず内田・安田のSB起用を止めて2ボランチに戻し、オシム時代の守備ブロックを土台にして味付けして行けばいいと思うんだけどねえ。さて、バーレーン戦ではどうなるか。

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