イタリア・セリエA第21節 ジェノア-カターニャ(2-1)

森本が後半8分から登場してくれたので、久々に彼のプレイをじっくりと見る事が出来た。
前半はジェノアの素早く忠実なプレスの前に、ボールの出し手も1トップのスピネージも完璧に押さえられて全く攻撃の糸口がつかめなかったカターニャだったが、スピードのある森本が入って2トップになった事でジェノアの守備陣がナーバスになり、後半15分に森本が引いた動きにつられたDFが目測を誤り、頭でクリアしたボールがオウンゴールになってカターニャが同点に追いつく。
その後は得点で勢いに乗ったカターニャが攻め込む場面を作り始めるが、森本の2度のヘッドは枠を惜しくも捕らえられず、結局26分にカターニャDFが足で競り合ったボールをPA内で手に当ててしまってハンドを取られ、試合は結局2-1で終了。内容からすると妥当ではあるが、一度追いついただけにカターニャにとってはもったいない敗戦だった。
森本はボールこそそれほど多くは触れなかったものの、カターニャの少ないチャンスには必ずからんでおり、そのボールを受けてから反転するスピードや、一瞬でマークを外す嗅覚が確実にカターニャの武器になっている事を実感した。が、オフザボールの動きはスピネージの狡猾さに比べると単調で、ポストプレイは上体が全く使えておらずさっぱりダメと、先発で使ってもらうにはまだまだ精進が必要なのも痛感させられた。
でも年齢を考えれば順調だよね。とにかく怪我の再発だけには気をつけて頑張って欲しい。あと、スカパーには是非ホームの放映権もゲットしてもらわないと(笑)。