キリンチャレンジカップ 日本-チリ(0-0)

う~ん、最初は岡ちゃんのやりたいサッカーをやろうとはしていたようなんだけど、試合が進むにつれて狙いがどんどんグダグダになってしまったかなあって感じ。
その狙いは明らかで、とにかくボールサイドに人を素早く集めて、プレス&細かいパスワークからオープンスペースに展開するというまさに甲府チックなサッカーをやろうとしていたようだが、まだ選手のコンディションが整っていないのもあるのだろうが、キープ力で相手に負けてパスもミスが多く、トップにボールが収まらずに結局後ろに下がって守備に走り回らざるを得ないパターンが多かった。
フォーメーションはタイ戦をにらんで4-1-3-2という形にしていたが、案の定前に人が詰まって布陣が間延びし、1ボランチの両サイドのスペースを使われたりしていてあまり機能していたとは言えなかった。まあ、運動量がそれなりに高いレベルにあって破綻しなかったのと大久保が入ってからはFWの役割分担がはっきりしてDF裏のスペースを使えるようになった事だけは救いだったが・・・
まあ今年に入ってからの初戦だし、テスト的な意味合いが強かったのは確かで、まだこの1戦だけで岡田ジャパンがどうだとか言えるだけの材料にはならないが、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦ではしっかりと前方がクリアになる内容を見せてもらいたいものである。