FCWC準決勝・浦和対ミラン戦展望

ちょっと気が早いけど、今週はCLもあったりするので早めにミラン戦の展望なんぞを書いてみます。
ミランはCLでのホームセルティック戦のように、コンパクトな陣形を維持しながらパスを回し、浦和の守備にスペースが空いたところに一気に縦にクサビのパスを入れて攻める形で来るはずです。
1トップのピッポ(またはジラルディーノ)やトップ下のセードルフのポストプレイに厳しくチェックを入れるのは当然ですが、カカーは一瞬でもフリーにさせると一気に反転してスピードでぶっ千切られてしまうので、鈴木を常時マークに貼り付けさせる必要があるでしょう。
そしてミランの展開を一手に担うピルロも封じておく必要があります。ここには長谷部が終始チェックを怠らないとしても、ガットゥーゾやアンブロジーニを阿部1人で見るのは無理ですし、サイドがチェックするとしてもカフーやセルジーニョが攻撃参加して来ると簡単に数的不利を作られてしまうので、4バックの3ボランチで守るか、3バックならCBの両側がサイドをカバーするような守り方になるでしょう。
とにかく勇気を持ってDFラインが押し上げて、バイタルエリアに決してスペースを与えず、前線からミランのパス出しにプレスをかけ続けることが求められます。
そしてミランに対する攻撃ですが、ネスタとカラーゼ、マルディーニらは高さには強いけどスピードに弱い面があるので、とにかく素早いタッチでDFラインの裏へとボールを送る事です。ワシントンが先発なのは間違い無いし、サイドのオーバーラップもミラン相手ではなかなか難しいので、永井や長谷部の抜け出しに期待したいところです。
マッチアップでポイントになるのは浦和の右サイド。ミランがセルジーニョで来れば攻撃面では脅威ですが守備の対応に杜撰なところがあるので、そこのスペースを永井が使えればチャンスが作れるかもしれません。マルディーニが来れば攻撃面での怖さは劣りますが、さすがに永井一枚だけだと分が悪いので、何とかサイドをからめて攻めたいところですが・・・それはさすがに無理っぽいな(笑)。
あとはとにかく運動量ですな。ミランに先制点を与えて引かれてしまってはどうしようもないので、何とか後半まで耐えて相手のスタミナが落ちてきたところで勝負に行きたいところでしょう。さてさて、そうそう上手く行きますでしょうか。