欧州CLグループF マンチェスター・ユナイテッド-ローマ(1-0)
- 2007.10.06
- UEFAチャンピオンズ・リーグ 未分類
結果だけで言えばマンUの順当勝ちだが、試合を通しての決定機の数は互いにわずか2度ぐらいという守り合いの要素が強い内容だった。
とは言え、足元にさえボールを受けられればどんな体制でも前に飛び出した選手にボールをつなげるトッティの能力に頼りきったカウンターしかないローマと、Cロナウドのドリブルが不発でもパスワークでボールを支配し、若手のナニやアンデルソンがきっちりと戦力になっているマンUとではチーム力と言うかタレントの総力の差は残酷なほどに明らかだった。
まあ、ローマにしてみれば前回の対戦で1-7と大敗したトラウマは解消できたと見てよく、攻撃の幅自体はビッグクラブからすると弱さはあるが、きっちり守ってカウンターで点を取るのはトーナメントを勝ち抜く上で重要な手段であり、是非決勝トーナメントに残って戦線をかき回して欲しいところである。
マンUは、リーグ戦やCLを通じてまたも無失点での勝利となった。この試合でも前線からのプレスや戻りの早さでローマのカウンターの出足をほぼ封じ込め、とても攻撃力に強みを持っているチームとは思えない守備内容だった。おそらくファンは不満だろうが、チェルシーからモウリーニョが去った今、マンUがこういう試合でCLを勝ち上がってくるのも面白いんじゃないかと思ってしまう(笑)。
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