ACL準々決勝第2レグ 全北現代-浦和(0-2)

韓国のアウェイで相当厳しい展開が予想された試合だったが、いきなり開始早々の3分になんでもないアーリークロスを現代DFが目測を誤って後逸し、ボールを拾ったポンテのシュートのこぼれ球を田中達が押し込み先制、そして21分には鄭暻鎬が2枚目のイエローで退場という、全く予想外の立ち上がり。
これで俄然有利になった浦和だったが、案外こういう時は危ない展開になるもので、浦和の選手もこれで安心してしまったのか突然動きが悪くなってDFの押上げも無くなり、攻撃でもパスコースが作れずに各自がボールを持つ時間が長くなって簡単にボールを奪われて攻め込まれる嫌な展開が続く。
しかし、意外にも審判が公平な判定をしてくれたおかげでPA内での争いでもファールは取られず、浦和もさすがにJ最強の守備力だけあって最後の部分では落ち着いた対応を見せ、何とか前半は無失点でしのぎきる。
後半になってようやく浦和も攻める姿勢を見せ始め、現代も疲れてきたのか反撃の勢いが衰えてくる。そしてまたも浦和に幸運が訪れ、CKから阿部がかぶったボールが相手に当たりオウンゴールをゲット。もはや現代に抵抗する力は残されておらず、浦和がきっちりベスト4へと駒を進めた。
まああまりにも浦和にとってラッキーな流れになったのでコメントもしずらいのだが(笑)、審判がホームびいきにならなかったのは少なからず全州に詰め掛けた浦和サポーターの力があったはずなので、相手がイランだろうがシリアだろうが、ホームジャックを仕掛けて欲しいところである。